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    <title>ベトナムジッポーの謎を斬る！</title>
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    <description>“for I am the evilest son of a bitch in the valley”</description>
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    <itunes:keywords>ベトナム,ジッポー,ライター,旅行,バックパッカー</itunes:keywords>
    
    <itunes:author>太田耕輔</itunes:author>
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      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433094987.html</link>
      <title>プロローグ ーーベトナムジッポーの謎を斬る前に</title>
      <pubDate>Tue, 01 May 2018 09:01:19 +0900</pubDate>
            <description>98年にちょっと過酷な旅をして以来いくらか縁ができ、ベトナムには何度か繰り返し訪れることになったのだが――、これからお話しするのはベトナムという、何につけても嘘だかホントだかわからぬ手強い国で売られている『ベトナム・ジッポー』なるものについて現地で実際に数多くのものを自分の目で見、自分の手で触れ、聞き込み、その過程で発見した――誰かわからないけれどもおそらくベトナムジッポーの一愛好家が書いたであろう――レポートの内容からの情報と、それをまとめるまでの行動と経緯の全記録である。..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/img584.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="img584.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/img584-thumbnail2.jpg" width="640" height="414"></a>

98年にちょっと過酷な旅をして以来いくらか縁ができ、ベトナムには何度か繰り返し訪れることになったのだが――、

これからお話しするのはベトナムという、何につけても嘘だかホントだかわからぬ手強い国で売られている『ベトナム・ジッポー』なるものについて現地で実際に数多くのものを自分の目で見、自分の手で触れ、聞き込み、その過程で発見した――誰かわからないけれどもおそらくベトナムジッポーの一愛好家が書いたであろう――レポートの内容からの情報と、それをまとめるまでの行動と経緯の全記録である。

もしもこれを読む方が『ベトナム・ジッポー』をこれから買い求めようとする奇特な方であるならば、果たして目星をつけたブツが本物か否か、ここに掲載する情報がその判断の一助となることを切に願うものではあるけれども、ベトナムジッポーなるものの真贋はさまざまな要素を個別的に評価し、最終的にそれを総合して判断しれなければならないという複雑怪奇な事情を負っている。

そこがまた実にベトナム的で面白いと僕は思っているのだが、ともあれ、どういう事情でそういうことになっているのか、ぜひこのブログを最後までお読みいただいて、読者の皆さん自身で判断していただきたい。

なお、僕がこの調査を行ったのは02年のことであり、旅行情報やベトナムの情勢、町の光景などは、今ではずいぶん変わってしまったことをお断りしておかなくてはならない。

<a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a>
<img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt="">
文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。
接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com

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      <content:encoded><![CDATA[
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/img584.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="img584.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/img584-thumbnail2.jpg" width="640" height="414" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/img584-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />98年にちょっと過酷な旅をして以来いくらか縁ができ、ベトナムには何度か繰り返し訪れることになったのだが――、<br /><br />これからお話しするのはベトナムという、何につけても嘘だかホントだかわからぬ手強い国で売られている『ベトナム・ジッポー』なるものについて現地で実際に数多くのものを自分の目で見、自分の手で触れ、聞き込み、その過程で発見した――誰かわからないけれどもおそらくベトナムジッポーの一愛好家が書いたであろう――レポートの内容からの情報と、それをまとめるまでの行動と経緯の全記録である。<br /><br />もしもこれを読む方が『ベトナム・ジッポー』をこれから買い求めようとする奇特な方であるならば、果たして目星をつけたブツが本物か否か、ここに掲載する情報がその判断の一助となることを切に願うものではあるけれども、ベトナムジッポーなるものの真贋は<strong>さまざまな要素を個別的に評価し、最終的にそれを総合して判断しれなければならない</strong>という複雑怪奇な事情を負っている。<br /><br />そこがまた実にベトナム的で面白いと僕は思っているのだが、ともあれ、どういう事情でそういうことになっているのか、ぜひこのブログを最後までお読みいただいて、読者の皆さん自身で判断していただきたい。<br /><br />なお、僕がこの調査を行ったのは02年のことであり、旅行情報やベトナムの情勢、町の光景などは、今ではずいぶん変わってしまったことをお断りしておかなくてはならない。<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br />文</span>／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /><div>以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/433094987</guid>
                </item>
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      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433135370.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー1】すべての男はモノ好きである</title>
      <pubDate>Mon, 30 Apr 2018 08:10:28 +0900</pubDate>
            <description>サイゴン（ホーチミン・シティ）ならドンコイ通り、あるいは国営デパートの１階、ハノイならホアンキエム湖周辺を歩くと、歩道際まで押し出されたショーケースの中に、古いジッポー・ライターが並んでいるのを、あちこちで見ることができる。（※注１）それはベトナム戦争当時、兵士たちが実際に使っていたと言われるライターだ。（ベトナムを南北に分けていた北緯17度線で蓋が開くようになっている）それぞれのボディの表面には、さまざまな彫りこみや刻印が施されている。派遣期間や派遣地、部隊のシンボルマーク..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
サイゴン（ホーチミン・シティ）ならドンコイ通り、あるいは国営デパートの１階、ハノイならホアンキエム湖周辺を歩くと、歩道際まで押し出されたショーケースの中に、古いジッポー・ライターが並んでいるのを、あちこちで見ることができる。（※注１）

それはベトナム戦争当時、兵士たちが実際に使っていたと言われるライターだ。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/Z001.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="Z001.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/Z001-thumbnail2.jpg" width="451" height="488"></a>
（ベトナムを南北に分けていた北緯17度線で蓋が開くようになっている）

それぞれのボディの表面には、さまざまな彫りこみや刻印が施されている。派遣期間や派遣地、部隊のシンボルマーク。呪いや絶望や皮肉や、はたまた希望や祈り、ナンパの文句まである。それを携行した兵士が思いのたけを刻み込んだものだ。スヌーピーやミッキーマウスや拙い裸の女が彫り付けられているものもある。
そうしたライターがいたるところで、ショーケースの中で静かに鈍く光っているのである。

ベトナムを訪れるたび、そいつを街角で目にするたび、ずっと気になっていた。
たいていの男なら気になるはずである。なぜなら――、

すべての男はモノ好きなのである。

コンビニや書店の雑誌コーナーを思い出してほしい。時計、カメラ、バイク、ナイフ、デジタル機器、靴、バッグ、モデルガン……、男性向け雑誌はどれも、モノカタログばかりではないか。

そして、そんな男たちが信奉するモノの中でも、最も熱いモノ――。
それは、過酷な状況を生き抜くための機能を備えたタフな道具（ツール）たちだ。
たとえば男が時計を選ぶとき――そんなことありえないのに――、ふいに文明から隔絶された環境に放り出された状況を想定してみたりする。そして、20気圧防水機能やらコンパスやらGPSやら国際救難信号発信装置やらが（そんなものがあるかどうかは知らないが）ついている時計を見つけては、ひとり何度もうなずいてみたりするのである。

ZIPPO社のオイルライターときたら、そんな男たちがずっと愛し続けてきたタフなツールの代表選手だ。金属製の無骨な四角いケースに、これまた金属製のオイルタンクと風防つきの着火装置がはめ込んであるだけのシンプルにして質実剛健、堅牢無比なタフガイ。“Try the fan test”のキャッチコピーでわかるとおり、風の中でも必ず着火し消えることがないというのが謳い文句のライターだ。
使ったことのない人はたった一度でいい、こいつを墓参りで使ってみてほしい。即座にポケットの100円ガスライターを、地平線のかなたかあるいは本堂の屋根までぶん投げたくなるはずだ。

戦場で胸ポケットに入れておいたジッポーが弾丸を受け止めてくれたおかげで命拾いしたという伝説があったり、果ては、スコップとしても使えた！　などという話もどっかから聞こえてきたりして、それはもう座敷わらしとか錬金術とかと同じレベルで信奉されているツールなのである。

そしてさらに、それがベトナム戦争にゆかりあるモノだときたらこれはもう――僕と同世代の男ならば特に――、こみ上げるナニモノかがあって、どうしようもなくなってしまうのである。

なぜかっつーと――、

【ベトナムジッポー 2】につづく。

（注１……2002年頃の事情である。現在国営デパートは閉店、ドンコイ通りの怪しい土産物店も姿を消した。ハノイの事情はよく知らない）

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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
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]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
サイゴン（ホーチミン・シティ）ならドンコイ通り、あるいは国営デパートの１階、ハノイならホアンキエム湖周辺を歩くと、歩道際まで押し出されたショーケースの中に、古いジッポー・ライターが並んでいるのを、あちこちで見ることができる。（※注１）<br /><br />それはベトナム戦争当時、兵士たちが実際に使っていたと言われるライターだ。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/Z001.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="Z001.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/Z001-thumbnail2.jpg" width="451" height="488" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/Z001-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（ベトナムを南北に分けていた北緯17度線で蓋が開くようになっている）</span><br /><br />それぞれのボディの表面には、さまざまな彫りこみや刻印が施されている。派遣期間や派遣地、部隊のシンボルマーク。呪いや絶望や皮肉や、はたまた希望や祈り、ナンパの文句まである。それを携行した兵士が思いのたけを刻み込んだものだ。スヌーピーやミッキーマウスや拙い裸の女が彫り付けられているものもある。<br />そうしたライターがいたるところで、ショーケースの中で静かに鈍く光っているのである。<br /><br />ベトナムを訪れるたび、そいつを街角で目にするたび、ずっと気になっていた。<br />たいていの男なら気になるはずである。なぜなら――、<br /><br />すべての男はモノ好きなのである。<br /><br />コンビニや書店の雑誌コーナーを思い出してほしい。時計、カメラ、バイク、ナイフ、デジタル機器、靴、バッグ、モデルガン……、男性向け雑誌はどれも、モノカタログばかりではないか。<br /><br />そして、そんな男たちが信奉するモノの中でも、最も熱いモノ――。<br />それは、過酷な状況を生き抜くための機能を備えたタフな道具（ツール）たちだ。<br />たとえば男が時計を選ぶとき――そんなことありえないのに――、ふいに文明から隔絶された環境に放り出された状況を想定してみたりする。そして、20気圧防水機能やらコンパスやらGPSやら国際救難信号発信装置やらが（そんなものがあるかどうかは知らないが）ついている時計を見つけては、ひとり何度もうなずいてみたりするのである。<br /><br />ZIPPO社のオイルライターときたら、そんな男たちがずっと愛し続けてきたタフなツールの代表選手だ。金属製の無骨な四角いケースに、これまた金属製のオイルタンクと風防つきの着火装置がはめ込んであるだけのシンプルにして質実剛健、堅牢無比なタフガイ。“Try the fan test”のキャッチコピーでわかるとおり、風の中でも必ず着火し消えることがないというのが謳い文句のライターだ。<br /><div>使ったことのない人はたった一度でいい、こいつを墓参りで使ってみてほしい。即座にポケットの100円ガスライターを、地平線のかなたかあるいは本堂の屋根までぶん投げたくなるはずだ。<br /><br />戦場で胸ポケットに入れておいたジッポーが弾丸を受け止めてくれたおかげで命拾いしたという伝説があったり、果ては、スコップとしても使えた！　などという話もどっかから聞こえてきたりして、それはもう座敷わらしとか錬金術とかと同じレベルで信奉されているツールなのである。<br /><br />そしてさらに、それがベトナム戦争にゆかりあるモノだときたらこれはもう――僕と同世代の男ならば特に――、こみ上げるナニモノかがあって、どうしようもなくなってしまうのである。<br /><br />なぜかっつーと――、<br /><br />【ベトナムジッポー 2】につづく。<br /><br />（注１……2002年頃の事情である。現在国営デパートは閉店、ドンコイ通りの怪しい土産物店も姿を消した。ハノイの事情はよく知らない）<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）</span></div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com</span></div><br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
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                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433166841.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー2】ベトナムジッポーを愛する理由</title>
      <pubDate>Sun, 29 Apr 2018 23:35:34 +0900</pubDate>
            <description>母親にご飯だよと呼ばれて小学生の僕が食卓に着く。当時――1960年代後半から70年代前半にかけて――、テレビを見ながら家族揃って（場合によっては親父除く）晩餐というのが日本の家庭の正しい姿であった。夕方６時から７時頃といえば今も夕刻のニュースの時間だが、当時、楽しいはずの夕餉の向こう、ブラウン管に映るのは、決まってベトナム戦争の惨状だった。後に映画 “地獄の黙示録” で脳裏に焼き付けられることになるあのＵＨ－１型ヘリコプター。投下される大量の爆弾。ジャングルを焼くナパームの炎..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/shinchu.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="shinchu.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/shinchu-thumbnail2.jpg" width="500" height="325"></a>

母親にご飯だよと呼ばれて小学生の僕が食卓に着く。

当時――1960年代後半から70年代前半にかけて――、テレビを見ながら家族揃って（場合によっては親父除く）晩餐というのが日本の家庭の正しい姿であった。

夕方６時から７時頃といえば今も夕刻のニュースの時間だが、当時、楽しいはずの夕餉の向こう、ブラウン管に映るのは、決まってベトナム戦争の惨状だった。
後に映画 “地獄の黙示録” で脳裏に焼き付けられることになるあのＵＨ－１型ヘリコプター。投下される大量の爆弾。ジャングルを焼くナパームの炎。ラッキーストライクの箱をヘルメットに挟んだ米兵。炎を吹き上げる家。泣き叫ぶベトナムの老女や子供たち――。

そういう光景を、ものごころついた時から小学校を卒業するまで毎日、夕食時に見せられて育ったのが僕ら世代なのである。大人になった今、あのベトナムを思い出させるものを目にしあるいはそうしたものに触れるとき、な～んにも感じずにいられる方が異常というものだ。

というわけで僕は、サイゴンの街角であるいは市場の暗い片隅で、ベトナム・ジッポーが並べられたショーケースの前では必ず足を止め目を瞠り、買おうか買うまいか迷っていたのである。

簡単に手が出せないのにもまた理由がある。ベトナムの市場を覗いてみれば、それはすぐにおわかりいただける。
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/doraemon.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="doraemon.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/doraemon-thumbnail2.jpg" width="358" height="280"></a>
（チョロンのビンタイ市場で発見　謎のキャラクター。あえて謎と言いたい）

たとえばそのへん、暗い一隅に無造作に置かれているキャリーバッグ。そのど真ん中に『Nokia』のロゴがデカデカとついている。フィンランドの世界的通信機器メーカーが、こんなダッサいキャリーバッグなど作るわけがないのだが。
金物屋の店先に山積みになっている安っぽいプラスチックのトレー。見るとでかでかと『ADSL』と印刷されたラベルが貼ってある。大容量通信サービスとプラのお盆になんの脈絡があるのかはわからない。
さらに見渡すと、スポーツウェアを扱う店の軒先に吊るされたテニス帽。手に取ってみると『FILA』『ellesse』『NIKE』『Prince』『adidas』５つのブランド名の刺繍タグが全部、帽子をぐるりと縁取るように縫い付けられている。もう何がしたいのかわからない。

こんなふうにベトナム製品は侮れないのである。ニセモノがそこらじゅうに氾濫、横行し、ホンモノを圧倒し笑い倒している状態なのである。その上ベトナムには「定価」もしくは「適正価格」という概念がない。「いくら？」と訊くと「いくらなら買う？」とくる。腹立たしいことこの上もない。モノの価値というものがまるで踏みにじられている。

男はモノに込められた機能を愛するのである。機能に裏付けられたデザインを愛するのである。質実剛健なタフネスを愛し、風の中で確実に着火する信頼性を愛するのである。それが表れた堅い直線を愛し、手になじむ曲線に身悶えし、蓋が開く音に身震いし、着火音に昇天するのである。

自分の目で選び抜いたツール。確かなもの、価値あるものを自分が選んだという誇りに価値を見出し、正当な対価を払い、愛するのである。

したがって贋物と分かった途端愛は冷める。贋物を掴まされたと知ることは、プライドの崩壊そのものだ。これほど許しがたいことは男にとって他にない。贋物でいいなどと、男なら決して言ってはならない。そんな安っぽい男であってはならない。

ベトナムという国がいつ寝首を搔かれるかわからない油断のならない国であることは重々知りつつ、しかしながらついにあるとき、我慢できずに僕はジッポーライターをひとつ買ってしまったのである。

【ベトナムジッポー&nbsp;3】につづく。

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<img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt="">
文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）

パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="">
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<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/shinchu.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="shinchu.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/shinchu-thumbnail2.jpg" width="500" height="325" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/shinchu-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />母親にご飯だよと呼ばれて小学生の僕が食卓に着く。<br /><br />当時――1960年代後半から70年代前半にかけて――、テレビを見ながら家族揃って（場合によっては親父除く）晩餐というのが日本の家庭の正しい姿であった。<br /><br />夕方６時から７時頃といえば今も夕刻のニュースの時間だが、当時、楽しいはずの夕餉の向こう、ブラウン管に映るのは、決まってベトナム戦争の惨状だった。<br /><div>後に映画 “地獄の黙示録” で脳裏に焼き付けられることになるあのＵＨ－１型ヘリコプター。投下される大量の爆弾。ジャングルを焼くナパームの炎。ラッキーストライクの箱をヘルメットに挟んだ米兵。炎を吹き上げる家。泣き叫ぶベトナムの老女や子供たち――。<br /><br />そういう光景を、ものごころついた時から小学校を卒業するまで毎日、夕食時に見せられて育ったのが僕ら世代なのである。大人になった今、あのベトナムを思い出させるものを目にしあるいはそうしたものに触れるとき、な～んにも感じずにいられる方が異常というものだ。<br /><br />というわけで僕は、サイゴンの街角であるいは市場の暗い片隅で、ベトナム・ジッポーが並べられたショーケースの前では必ず足を止め目を瞠り、買おうか買うまいか迷っていたのである。<br /><br />簡単に手が出せないのにもまた理由がある。ベトナムの市場を覗いてみれば、それはすぐにおわかりいただける。<div><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/doraemon.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="doraemon.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/doraemon-thumbnail2.jpg" width="358" height="280" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/doraemon-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（チョロンのビンタイ市場で発見　謎のキャラクター。あえて謎と言いたい）</span><br /><br />たとえばそのへん、暗い一隅に無造作に置かれているキャリーバッグ。そのど真ん中に『Nokia』のロゴがデカデカとついている。フィンランドの世界的通信機器メーカーが、こんなダッサいキャリーバッグなど作るわけがないのだが。<br />金物屋の店先に山積みになっている安っぽいプラスチックのトレー。見るとでかでかと『ADSL』と印刷されたラベルが貼ってある。大容量通信サービスとプラのお盆になんの脈絡があるのかはわからない。<br />さらに見渡すと、スポーツウェアを扱う店の軒先に吊るされたテニス帽。手に取ってみると『FILA』『ellesse』『NIKE』『Prince』『adidas』５つのブランド名の刺繍タグが全部、帽子をぐるりと縁取るように縫い付けられている。もう何がしたいのかわからない。<br /><br />こんなふうにベトナム製品は侮れないのである。ニセモノがそこらじゅうに氾濫、横行し、ホンモノを圧倒し笑い倒している状態なのである。その上ベトナムには「定価」もしくは「適正価格」という概念がない。「いくら？」と訊くと「いくらなら買う？」とくる。腹立たしいことこの上もない。モノの価値というものがまるで踏みにじられている。<br /><br />男はモノに込められた機能を愛するのである。機能に裏付けられたデザインを愛するのである。質実剛健なタフネスを愛し、風の中で確実に着火する信頼性を愛するのである。それが表れた堅い直線を愛し、手になじむ曲線に身悶えし、蓋が開く音に身震いし、着火音に昇天するのである。<br /><br />自分の目で選び抜いたツール。確かなもの、価値あるものを自分が選んだという誇りに価値を見出し、正当な対価を払い、愛するのである。<br /><br />したがって贋物と分かった途端愛は冷める。贋物を掴まされたと知ることは、プライドの崩壊そのものだ。これほど許しがたいことは男にとって他にない。贋物でいいなどと、男なら決して言ってはならない。そんな安っぽい男であってはならない。<br /><br />ベトナムという国がいつ寝首を搔かれるかわからない油断のならない国であることは重々知りつつ、しかしながらついにあるとき、我慢できずに僕はジッポーライターをひとつ買ってしまったのである。<br /><br />【<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">ベトナムジッポー&nbsp;3</span><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">】につづく。<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br /><br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;"><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/433166841</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433461006.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー3】我何とて災いを恐れず</title>
      <pubDate>Sat, 28 Apr 2018 00:09:47 +0900</pubDate>
            <description>“Though I walk through the valley of the shadow of death I will fear no evil”（暗き深淵をさまようとも、われ何とて災いを恐れず）旧約聖書詩篇第23の中の一節だ。2001年9月11日の晩ブッシュ大統領も、動揺する国民に向けた演説の中に、この聖句を引用した。これは古くからアメリカ国民が困難に立ち向かう際、心の支えとなってきた句なのである。ただしこのライターの、その後に続く文句は、はなはだしくヤケクソな呪い..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
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“Though I walk through the valley of the shadow of death I will fear no evil”
（暗き深淵をさまようとも、われ何とて災いを恐れず）

旧約聖書詩篇第23の中の一節だ。

2001年9月11日の晩ブッシュ大統領も、動揺する国民に向けた演説の中に、この聖句を引用した。これは古くからアメリカ国民が困難に立ち向かう際、心の支えとなってきた句なのである。ただしこのライターの、その後に続く文句は、はなはだしくヤケクソな呪いの句だ。

“For I am the evilest son of a bitch in the valley”
（何故ならそれはおれがこの場所でいちばん最悪のクソッタレ野郎だからよ！）

作家、開高健氏もこれと同じ文句を彫りつけたジッポーを愛し、戦時下のベトナムで記者として従軍する際、それを弾丸よけのお守りとして持ち歩いていた。

実は僕は、開高氏と縁がある。

1984年の夏だったと思う。羽田空港ロビーから出ようとした僕は、開高氏とすれ違った。

…………ただそれだけ。

知り合いでもなんでもない。挨拶を交わしたわけでも、何かハプニングがあったわけでもない。本当に一瞬、ただし肩が触れ合うほどすぐ横をすれ違った。それだけの縁。

だが、僕が開高さんの作品を愛しているというのは事実だ。小説の面白さなら『日本三文オペラ』、掌編の美しさならば『飽満の種子』、ノンフィクションなら無論『ベトナム戦記』だし、数多いエッセイはどれもいいが『私の釣魚大全』が最高傑作だと思う。

数多い著作の中に、ちょっと毛色の変わった本で『風に訊け』というのがある。これは週刊プレイボーイに連載されていた開高さんの若者向け人生相談コーナーを本にしたものだ。この企画を担当していた当時の集英社の編集者がＴさんという名物男で、開高さんがこの人をたいそう可愛がり、自分の娘と結婚させようと画策までしたらしいという人物なのだが――、

実は僕の書いたものを拾ってくれ世に出してくれたのが、後にノンフィクション部門の編集長になっていたこのＴさんなのである。『ダイバーはパラオの海をめざす』というタイトルをつけてくれたのもこの人だ。

ちなみにこの本。絶版状態なのでネットで古本探して買ってください。自分で言ってしまいますが、名著です。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/diverpalau2.png" target="_blank"><img border="0" alt="diverpalau2.png" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/diverpalau2-thumbnail2.png" width="283" height="400"></a>

<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="">


話がそれた。

とにかく、開高健のファンであることを自認しその上、遠くはあるが奇縁だってある――と勝手に思っている僕が、開高さんが愛しお守り代わりに持ち歩いたのと同じ文句が刻み付けてある当時の“ホンモノの”ジッポーを、開高さんが涙するほど（しなかったっけ？）愛したサイゴンという街で発見して、どうして平気でいられようか。

だから僕は、ニセモノを掴まされる大いなる可能性を知りながらも、どうしても買わずにはいられなかったのである。

ところが、と言おうか、あるいはやはりと言うべきか――、

「馬鹿だなあ、そんなもんニセモンに決まってるって。絶っっっ対にホンモノであるわけがない。ここをどこだと思ってるんだ？!」

そういうことを、僕の熱い思いなどにまるで頓着せず簡単に言っちゃう奴がいて、僕はいささかならず憤慨しなければならなかったのである。

【ベトナムジッポー&nbsp;4】につづく。

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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
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                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433462107.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー4】その国で痛めつけられるということ</title>
      <pubDate>Fri, 27 Apr 2018 00:39:45 +0900</pubDate>
            <description>その男とはサイゴンのど真ん中で“ルナ・カフェ”を経営する、旧友であり悪友のシュウである。なにしろこの男はデリカシーに欠けているのだが、まあそれについての具体的なエピソードはおいおいねちねち書いていこうと思う。僕が自慢げに見せたジッポーをシュウは鼻で嗤い、そればかりか店のカウンターに集まっていた常連たちに「どう思う？」と訊いた。全員がスジガネ入りのサイゴン在留邦人である。すると彼らもまた口々に――、「本物なんてまだ、あるんですかねえ？」「あるわけないって」「いくら本物に見えたっ..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
その男とはサイゴンのど真ん中で“ルナ・カフェ”を経営する、旧友であり悪友のシュウである。

なにしろこの男はデリカシーに欠けているのだが、まあそれについての具体的なエピソードはおいおいねちねち書いていこうと思う。

僕が自慢げに見せたジッポーをシュウは鼻で嗤い、そればかりか店のカウンターに集まっていた常連たちに「どう思う？」と訊いた。全員がスジガネ入りのサイゴン在留邦人である。すると彼らもまた口々に――、

「本物なんてまだ、あるんですかねえ？」
「あるわけないって」
「いくら本物に見えたって、ベトナム人のニセモノ作りの技術をナメちゃいけないよ」
「そうですよねえ」

なんておっしゃる。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nike.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="nike.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nike-thumbnail2.jpg" width="280" height="188"></a>
（絶対贋物と丸わかりのシャツ）

はいはいわかりますよ。ええ。

僕だってパラオ共和国という、日本の常識では計り知れない国で暮らしてましたから。
「おれのニワトリがジャングルに逃げたから今日は仕事に行けない」
朝のくっそ忙しいさなかにそんな電話をしてくるような連中と6年も一緒に仕事してきましたから。

その国に住み、その国の体臭にまみれながらその国の連中に足を踏んづけられたり冷や水を浴びせられたり車のバッテリーを投げつけられたりしながら生活している人間が、その国のことを一番よく知っているということだって、わかってます。

いまネットではパラオという国について、親日国だとか、国旗も日本のものに似せてデザインしたんだとか、そういう前向き熱烈歓迎みたいなムードの声で満ち満ちてますけども。
でもね、僕は実際、着任３日目で殺してやると言われましたし。憎いから火をつけたとか、おれの爺ちゃんは日本軍にこきつかわれたんだと恨みがましい目で言われることとか、全然ありますからね。

車をぶつけられて口論になるでしょ。こう言われますよ。

「そんなに言うなら裁判するか？　外国人のおまえが勝てると思うなら訴えてみな！」

向こうから勝手にぶつけてきてこの言いぐさですよ。
泥棒に入られて警察呼ぶでしょ。それを仲間のパラオ人に話す。するとこう言われるんだな。

「警察は犯人の見当はついてるよ。だが捕まえない。だって必ず誰かとつながってるからな。友達の息子とか、甥っ子とか、その友達とか。その点おまえは外国人だから、おまえが損したって誰もかまいやしないんだ」

僕の最初の休暇。帰国のコンチネンタル航空の飛行機は、パラオ人に殺された日本の若者の遺体と一緒でした。ホントです。自分の国ってのは本当に有り難いってことが、外国暮らしをするとよくわかるんだが、ともあれ――。

そうやって外国人として危険な目にも遭いながら、孤立無援な生活で磨いてきた僕なりの皮膚感覚が僕にはあるわけで。
８ヵ国の人間と一緒に６年間仕事をしたパラオ生活で培われた洞察力と勘。その後の東南アジア放浪で鍛えられた動物並みの危機察知能力と方向感覚。それにモノの値段と本当の価値とを秤にかけて見極める力――。

僕は何よりもそれを信じてきたし、少なくとも旅においては『地球の歩き方』より僕の勘と方向感覚の方がずっと優れていた。

<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478047685/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4478047685&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">D21 地球の歩き方 ベトナム 2015~2016</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4478047685" width="1" height="1" border="0" alt="">

それを侮られたとあっては黙ってはいられないのである。

自分の選んだモノ。そうして自分が愛したモノを贋物呼ばわりされることは、プライドの崩壊なのである。侍の血が流れている日本男児にはこの上もなく許せないことなのである。

ということで僕は、サイゴン在住邦人たちの前で、僕のホンモノを見抜く目、もしくは勘というものが間違っていなかったということを証明しなければならなくなったのである。

僕のそれまでの人生の名誉と埃じゃねえや誇りを賭けて。

【ベトナムジッポー&nbsp;5】につづく。

<a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a>
<img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt="">

文／写真 太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。
接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com

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]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
その男とはサイゴンのど真ん中で“ルナ・カフェ”を経営する、旧友であり悪友のシュウである。<br /><br />なにしろこの男はデリカシーに欠けているのだが、まあそれについての具体的なエピソードはおいおいねちねち書いていこうと思う。<br /><br />僕が自慢げに見せたジッポーをシュウは鼻で嗤い、そればかりか店のカウンターに集まっていた常連たちに「どう思う？」と訊いた。全員がスジガネ入りのサイゴン在留邦人である。すると彼らもまた口々に――、<br /><br />「本物なんてまだ、あるんですかねえ？」<br />「あるわけないって」<br />「いくら本物に見えたって、ベトナム人のニセモノ作りの技術をナメちゃいけないよ」<br />「そうですよねえ」<br /><br />なんておっしゃる。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nike.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="nike.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nike-thumbnail2.jpg" width="280" height="188" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/nike-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（絶対贋物と丸わかりのシャツ）</span><br /><br />はいはいわかりますよ。ええ。<br /><br />僕だってパラオ共和国という、日本の常識では計り知れない国で暮らしてましたから。<br />「おれのニワトリがジャングルに逃げたから今日は仕事に行けない」<br />朝のくっそ忙しいさなかにそんな電話をしてくるような連中と6年も一緒に仕事してきましたから。<br /><br />その国に住み、その国の体臭にまみれながらその国の連中に足を踏んづけられたり冷や水を浴びせられたり車のバッテリーを投げつけられたりしながら生活している人間が、その国のことを一番よく知っているということだって、わかってます。<br /><br />いまネットではパラオという国について、親日国だとか、国旗も日本のものに似せてデザインしたんだとか、そういう前向き熱烈歓迎みたいなムードの声で満ち満ちてますけども。<br />でもね、僕は実際、着任３日目で殺してやると言われましたし。憎いから火をつけたとか、おれの爺ちゃんは日本軍にこきつかわれたんだと恨みがましい目で言われることとか、全然ありますからね。<br /><br />車をぶつけられて口論になるでしょ。こう言われますよ。<br /><br />「そんなに言うなら裁判するか？　外国人のおまえが勝てると思うなら訴えてみな！」<br /><br />向こうから勝手にぶつけてきてこの言いぐさですよ。<br />泥棒に入られて警察呼ぶでしょ。それを仲間のパラオ人に話す。するとこう言われるんだな。<br /><br />「警察は犯人の見当はついてるよ。だが捕まえない。だって必ず誰かとつながってるからな。友達の息子とか、甥っ子とか、その友達とか。その点おまえは外国人だから、おまえが損したって誰もかまいやしないんだ」<br /><br />僕の最初の休暇。帰国のコンチネンタル航空の飛行機は、パラオ人に殺された日本の若者の遺体と一緒でした。ホントです。自分の国ってのは本当に有り難いってことが、外国暮らしをするとよくわかるんだが、ともあれ――。<br /><br />そうやって外国人として危険な目にも遭いながら、孤立無援な生活で磨いてきた僕なりの皮膚感覚が僕にはあるわけで。<br />８ヵ国の人間と一緒に６年間仕事をしたパラオ生活で培われた洞察力と勘。その後の東南アジア放浪で鍛えられた動物並みの危機察知能力と方向感覚。それにモノの値段と本当の価値とを秤にかけて見極める力――。<br /><br />僕は何よりもそれを信じてきたし、少なくとも旅においては『地球の歩き方』より僕の勘と方向感覚の方がずっと優れていた。<br /><br /><a rel="nofollow" href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478047685/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4478047685&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">D21 地球の歩き方 ベトナム 2015~2016</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4478047685" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;"><br /><br />それを侮られたとあっては黙ってはいられないのである。<br /><br />自分の選んだモノ。そうして自分が愛したモノを贋物呼ばわりされることは、プライドの崩壊なのである。侍の血が流れている日本男児にはこの上もなく許せないことなのである。<br /><br />ということで僕は、サイゴン在住邦人たちの前で、僕のホンモノを見抜く目、もしくは勘というものが間違っていなかったということを証明しなければならなくなったのである。<br /><br />僕のそれまでの人生の名誉と埃じゃねえや誇りを賭けて。<br /><br />【<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">ベトナムジッポー&nbsp;5</span>】につづく。<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br /><br />文／写真 太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/433462107</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433580610.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー5】ベトナムでモノを見極めるには――!?</title>
      <pubDate>Thu, 26 Apr 2018 23:49:48 +0900</pubDate>
            <description>ベトナムでモノを買うということを、ここでちょっと話しておこう。たとえばこういうことがある。ドンコイ通りの時計屋でロレックスのクロノグラフを見つける。クロノグラフといえば、時計の文字盤上にストップウォッチなど別機能の小さな文字盤が３つばかり配置してある、いかにも無駄な機能が大好きな男が惚れそうなやつだ。ショーケースの上から眺めていると店のにいちゃんが「見るかい？」と出してよこし、頼んでもいないのに解説しはじめる。少し笑いながら。「これニセモノだよ。ほら、側（ガワ）の竜頭を見てみ..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z041short.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="z041short.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z041short-thumbnail2.jpg" width="500" height="344"></a>

ベトナムでモノを買うということを、ここでちょっと話しておこう。たとえばこういうことがある。

ドンコイ通りの時計屋でロレックスのクロノグラフを見つける。クロノグラフといえば、時計の文字盤上にストップウォッチなど別機能の小さな文字盤が３つばかり配置してある、いかにも無駄な機能が大好きな男が惚れそうなやつだ。

ショーケースの上から眺めていると店のにいちゃんが「見るかい？」と出してよこし、頼んでもいないのに解説しはじめる。少し笑いながら。

「これニセモノだよ。ほら、側（ガワ）の竜頭を見てみなよ」

文字盤ごとにそれぞれ操作するための竜頭がある。つまりボディの脇に３つの竜頭が突き出ている。パッと見なんでもないのだが、にいちゃん得意げな顔で――、

「ボタンを押してみなよ」

やってみると全然押せない。押すことで機能させる装置なのに、もう頑として動く気配がない。

「よ～く見てみなって。そのボタン、中につながってなんかなくて、ボディと一体になってるだろ」

目を凝らすと、確かに竜頭とボディの「継ぎ目」がない。つまり――、ああ、なんてえことだ――！この時計モドキは、金属の塊から時計のボディを削り出す際、竜頭の形状まで一緒に削り出してしまっているのだ。つまりこれは時計を操作するための精密な部品などではなく、ただのでべそに過ぎないというわけだ。

にいちゃんの顔を見る。自分が売っている商品が贋物であることを簡単に明かし、その上でこの清々しいまでの微笑みは、いったい何を意味するのだろう。

――さすがにこいつぁやり過ぎだぜ……。
という呆れた笑みなのか、それとも、
――どうだ、この馬鹿馬鹿しいまでの技術とエネルギーの浪費を見てくれ――。

みたいな、一片のプライドを誇る笑みなのか……。

【ベトナムジッポー&nbsp;6】につづく。

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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="">
以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。
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      <content:encoded><![CDATA[
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z041short.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="z041short.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z041short-thumbnail2.jpg" width="500" height="344" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/z041short-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />ベトナムでモノを買うということを、ここでちょっと話しておこう。たとえばこういうことがある。<br /><br />ドンコイ通りの時計屋でロレックスのクロノグラフを見つける。クロノグラフといえば、時計の文字盤上にストップウォッチなど別機能の小さな文字盤が３つばかり配置してある、いかにも無駄な機能が大好きな男が惚れそうなやつだ。<br /><br />ショーケースの上から眺めていると店のにいちゃんが「見るかい？」と出してよこし、頼んでもいないのに解説しはじめる。少し笑いながら。<br /><br />「これニセモノだよ。ほら、側（ガワ）の竜頭を見てみなよ」<br /><br />文字盤ごとにそれぞれ操作するための竜頭がある。つまりボディの脇に３つの竜頭が突き出ている。パッと見なんでもないのだが、にいちゃん得意げな顔で――、<br /><br />「ボタンを押してみなよ」<br /><br />やってみると全然押せない。押すことで機能させる装置なのに、もう頑として動く気配がない。<br /><br />「よ～く見てみなって。そのボタン、中につながってなんかなくて、ボディと一体になってるだろ」<br /><br />目を凝らすと、確かに竜頭とボディの「継ぎ目」がない。つまり――、<div>ああ、なんてえことだ――！</div><div>この時計モドキは、金属の塊から時計のボディを削り出す際、竜頭の形状まで一緒に削り出してしまっているのだ。つまりこれは時計を操作するための精密な部品などではなく、ただのでべそに過ぎないというわけだ。<br /><br />にいちゃんの顔を見る。自分が売っている商品が贋物であることを簡単に明かし、その上でこの清々しいまでの微笑みは、いったい何を意味するのだろう。<br /><br />――さすがにこいつぁやり過ぎだぜ……。</div><br /><div>という呆れた笑みなのか、<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">それとも、</span></div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;"><br /></span></div><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">――どうだ、この馬鹿馬鹿しいまでの技術とエネルギーの浪費を見てくれ――。</span><br /><br /><div>みたいな、一片のプライドを誇る笑みなのか……。<br /><br />【<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">ベトナムジッポー&nbsp;6</span>】につづく。<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www19.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br /><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;"><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

]]><![CDATA[
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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/433580610</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433582554.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー6】マックァ～!!</title>
      <pubDate>Wed, 25 Apr 2018 00:44:35 +0900</pubDate>
            <description>（ベトナムにはシエスタの習慣がある。おばちゃんが来ているのが『アオババ』）またこんなこともある。店先でいいなと思う商品を眺めていると、ハイ来たおばちゃん登場。ひっつめ頭にアオババというパジャマみたいな着物を着て、サンダル履きで現れる店の女将（おかみ）だ。「これいくら？」「いくらなら買う？」「……5ドルくらいかな」「5ドル!?　冗談じゃないよ！」いくらなら買う？　と訊くから自分の値踏みで答えたのに「そんな値段言いやがってお前は馬鹿なのか!?　」的なリアクションで来るところが腹立..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/E3839EE383B3E382B4E383BCE381A8E5AF9DE3828BE3818AE381B0E381A1E38283E38293.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="&#x30DE;&#x30F3;&#x30B4;&#x30FC;&#x3068;&#x5BDD;&#x308B;&#x304A;&#x3070;&#x3061;&#x3083;&#x3093;.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/E3839EE383B3E382B4E383BCE381A8E5AF9DE3828BE3818AE381B0E381A1E38283E38293-thumbnail2.jpg" width="640" height="481"></a>
（ベトナムにはシエスタの習慣がある。おばちゃんが来ているのが『アオババ』）


またこんなこともある。

店先でいいなと思う商品を眺めていると、ハイ来たおばちゃん登場。ひっつめ頭にアオババというパジャマみたいな着物を着て、サンダル履きで現れる店の女将（おかみ）だ。

「これいくら？」
「いくらなら買う？」
「……5ドルくらいかな」
「5ドル!?　冗談じゃないよ！」

いくらなら買う？　と訊くから自分の値踏みで答えたのに「そんな値段言いやがってお前は馬鹿なのか!?　」的なリアクションで来るところが腹立たしい。

「じゃあいくらなのよ」
「12ドル」
「マックァ～！（高い）」

サイゴンに到着して最初にシュウから教わったのがこの「マックァ～！」というベトナム語。こいつを思いきりしかめっ面で叫べと。どんな買い物をするときも必ずやれと言われた。そうしておいて相手がひるんだところで値段交渉にとりかかるのだと教わったのだが、女将にひるんだ気配はない。

「だってそれ本物なの？」
「本物に決まってるだろ！　だから高いのさ！」

おととい来やがれとでもいうように失礼な手振りで追い払われる。
ところが翌日顔を出すと、女将は作り笑顔でいそいそやって来て、ちょっと甘えた鼻声でこう言うのである。

「今日はひとつも売れてないんだよぉ、お願ぁい、買ってぇ。10ドルにまけるからぁ」
「まけるってことはやっぱり贋物なんだろ」
「本物だよ！　馬鹿言ってんじゃないよ！」

ベトナムの人々というのは、こんな具合にどこか可笑しい。
鬼のように辛辣な交渉ぶりを見せたかと思うと一転、甘えるような声を出したり、時計屋のにいちゃんのように、膚を触れ合わせるかのような親身さをもって近づいてきたりするようなところもある。

ベトナムでは、店先で売られる製品からバイクの部品に至るまで、本物と贋物は同じ地平で扱われ入り混じってけじめというものがない。ベトナム人自身も、その混乱を斬り進む明快な基準というものを持てなくなっている。

ここで本物を見極めようとするとき、ひと筋の光があるとすれば、ベトナム人が時折見せる親切さと正直さだ。僕はなんとかそれを引き出して、ベトナムジッポーの本質に迫らなくてはならない。ということで、ルナ・カフェに集まる在留邦人のひとりから、車庫の隅で死にかけていたというボロ自転車を借り、バイクだらけのサイゴンを僕は走り出したのである。
【ベトナムジッポー&nbsp;7】に続く

写真／シュウ from LUNE CAFE SAIGON

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文　太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/433582554</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433663314.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー7】いよいよあの狂乱の渦へ――!?</title>
      <pubDate>Tue, 24 Apr 2018 00:46:08 +0900</pubDate>
            <description>というわけで、某在留邦人氏の車庫で朽ちかけていた自転車を借りた僕は、サイゴンの町を走り回ってベトナム・ジッポーの謎に迫っていくわけだが、その前に。ベトナムの車道に出るという行為がどんな行為か、これを読んでくれている奇特な皆さんにはぜひともお伝えしておきたい。いまどきはちょっと画像なり動画なり検索すれば、いつでも誰でもベトナムの町の様子を目にすることができるわけだが、もしもベトナムを旅する機会があって、ベトナムをより深く理解しようと思ったら、あの怒涛のようなバイクの奔流のただ中..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
というわけで、某在留邦人氏の車庫で朽ちかけていた自転車を借りた僕は、サイゴンの町を走り回ってベトナム・ジッポーの謎に迫っていくわけだが、その前に。

ベトナムの車道に出るという行為がどんな行為か、これを読んでくれている奇特な皆さんにはぜひともお伝えしておきたい。

いまどきはちょっと画像なり動画なり検索すれば、いつでも誰でもベトナムの町の様子を目にすることができるわけだが、もしもベトナムを旅する機会があって、ベトナムをより深く理解しようと思ったら、あの怒涛のようなバイクの奔流のただ中に飛び込んでみるべきだ。

といっても、あの激流の中を自らの二本の脚で走る奴がいたらこれは間違いなく狂人であって、自殺行為にほかならない。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/saigontraffic.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="saigontraffic.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/saigontraffic-thumbnail2.jpg" width="315" height="476"></a>
（サイゴンの街並――00年頃の写真。ブレーキランプが点いていない。つまり赤信号なのにみんなどんどん行っちゃってるのだ。そしてまだヘルメット着用が義務付けられていない）

シクロに乗ってみようかな――などと思ったりする人もいるかもしれないが、あれほどトラブルの多い乗り物はない。まず間違いなくぼったくられる。そういうときは素直に払っちゃ絶対にダメだからね。甘い顔をして言い値を払ってしまうと、日本人観光客全員の危機につながることになるのだから。乗る前に約束した分しか払ってはいけない。そんなわけで、シクロの運ちゃんとは最後、必ず戦うことになる――という経験も含めてベトナムを味わうつもりならそれもいいけれど――、

若干無難なのは「セ・オム」というバイクタクシーだ。ちなみに「セ（xe）」は乗り物を表す言葉で「オム（om）」は「抱く」という意味。「抱く乗り物」と直訳すると何やら鼻息が荒くなってしまうけれども、実際ベトナムには「ビア・オム」というお店があって、そこはつまりビールを飲みながら「抱く」という行為ができるお店なのである。その秘密的心躍る行為を口にする時の「オム」を、バイクタクシーの運ちゃんの背中にしがみつく時にもやはり言うのであるというのが非常になんか抵抗があって……、

話が大いにそれた。

ともあれその「セ・オム」のケツにまたがってベトナムの街を走ってみれば、あの狂騒が狂乱であることが膚で実感できる。ド迫力だ。

ルールもマナーもへったくれもない、まさに無法地帯。耳をつんざくクラクションの嵐。かき氷急いで食ったわけでもないのに頭がキンキンしてくる。右後方から追い越してくるやつがいる。左側からふらふらと接近してくるやつがいる。前でエンスト起こして道のど真ん中でキックペダルを踏んでるやつがいて緊急回避を強いられる。巨大なプロパンガスを何個もくくりつけたバイクが脇道から飛び出してくる。脇に巨大なガラス板抱えて片手でハンドル握ってるやつが走っている。二階に届きそうな貯水タンク的なナニモノカを荷台にくくりつけて走っているのもいる。危なくてしょうがない。

そういうとんでもないのがちょっとした隙間にもうガンガン入ってくる。おっさんもおばちゃんもにいちゃんもキレイなお姉ちゃんも、誰もがみんな前に出ようと躍起になっている。二人乗り、三人乗り……、四人乗り……ご、五人!?
歩道を疾走するやつ、道路わきのガソリンスタンドを抜けて信号をスッ飛ばそうとするやつも１台や２台ではない。

軽い接触など、モスバーガー食うとき具がどばどばこぼれてしまうのと同じくらい普通のことだ。特に膝がヤバい。セオムの運ちゃんは、客である僕の膝まで車幅感覚に入れてはおらず、そのため僕は何度も膝持ってかれそうになる。ぶつかるから痛いし、そのたんび心臓小爆発するし、もうハラハラして呼吸がアガってくる。なんだか気持ち悪くなってさえくる。右に左にせわしなく視線を走らせて、自分で衝突から膝を逃がしてやらなくてはならない。

――という経験を、ベトナムではしてみるべきなのだ。

ベトナム旅行に行ったら「最高～！」とか言っちゃうでしょ。あの渦というか混沌（カオス）というか狂乱のただ中に身をゆだねるならば、その「最高」の旅の味に濃厚なコクが出る。ちなみにレンタルバイクは危険なので借りないようにと日本の外務省が正式に通達を出している。
しまった、前置きが長くなり過ぎた。

そんなベトナムの、しかもサイゴンという、全ベトナム中、最も狂乱の激しい町のその奔流の中を、僕はポンコツ自転車で走り出したのである。ってことで、次回からは必ずベトナム・ジッポーの謎を斬りに行くのだ。

【ベトナムジッポー&nbsp;8】につづく
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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
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      <content:encoded><![CDATA[
というわけで、某在留邦人氏の車庫で朽ちかけていた自転車を借りた僕は、サイゴンの町を走り回ってベトナム・ジッポーの謎に迫っていくわけだが、その前に。<br /><br />ベトナムの車道に出るという行為がどんな行為か、これを読んでくれている奇特な皆さんにはぜひともお伝えしておきたい。<br /><br />いまどきはちょっと画像なり動画なり検索すれば、いつでも誰でもベトナムの町の様子を目にすることができるわけだが、もしもベトナムを旅する機会があって、ベトナムをより深く理解しようと思ったら、あの怒涛のようなバイクの奔流のただ中に飛び込んでみるべきだ。<br /><br />といっても、あの激流の中を自らの二本の脚で走る奴がいたらこれは<strong>間違いなく狂人であって、</strong>自殺行為にほかならない。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/saigontraffic.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="saigontraffic.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/saigontraffic-thumbnail2.jpg" width="315" height="476" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/saigontraffic-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（サイゴンの街並――00年頃の写真。ブレーキランプが点いていない。つまり赤信号なのにみんなどんどん行っちゃってるのだ。そしてまだヘルメット着用が義務付けられていない）</span><br /><br />シクロに乗ってみようかな――などと思ったりする人もいるかもしれないが、あれほどトラブルの多い乗り物はない。まず間違いなくぼったくられる。そういうときは素直に払っちゃ絶対にダメだからね。甘い顔をして言い値を払ってしまうと、日本人観光客全員の危機につながることになるのだから。乗る前に約束した分しか払ってはいけない。そんなわけで、シクロの運ちゃんとは最後、必ず戦うことになる――という経験も含めてベトナムを味わうつもりならそれもいいけれど――、<br /><br />若干無難なのは「セ・オム」というバイクタクシーだ。ちなみに「セ（xe）」は乗り物を表す言葉で「オム（om）」は「抱く」という意味。「抱く乗り物」と直訳すると何やら鼻息が荒くなってしまうけれども、実際ベトナムには「ビア・オム」というお店があって、そこはつまりビールを飲みながら「抱く」という行為ができるお店なのである。その秘密的心躍る行為を口にする時の「オム」を、バイクタクシーの運ちゃんの背中にしがみつく時にもやはり言うのであるというのが非常になんか抵抗があって……、<br /><br />話が大いにそれた。<br /><br />ともあれその「セ・オム」のケツにまたがってベトナムの街を走ってみれば、あの狂騒が狂乱であることが膚で実感できる。ド迫力だ。<br /><br />ルールもマナーもへったくれもない、まさに無法地帯。耳をつんざくクラクションの嵐。かき氷急いで食ったわけでもないのに頭がキンキンしてくる。右後方から追い越してくるやつがいる。左側からふらふらと接近してくるやつがいる。前でエンスト起こして道のど真ん中でキックペダルを踏んでるやつがいて緊急回避を強いられる。巨大なプロパンガスを何個もくくりつけたバイクが脇道から飛び出してくる。脇に巨大なガラス板抱えて片手でハンドル握ってるやつが走っている。二階に届きそうな貯水タンク的なナニモノカを荷台にくくりつけて走っているのもいる。危なくてしょうがない。<br /><br />そういうとんでもないのがちょっとした隙間にもうガンガン入ってくる。おっさんもおばちゃんもにいちゃんもキレイなお姉ちゃんも、誰もがみんな前に出ようと躍起になっている。二人乗り、三人乗り……、四人乗り……<strong><span style="font-size:large;">ご、五人!?</span></strong><div><span style="font-size: large; font-weight: bold;"><br /></span><div>歩道を疾走するやつ、道路わきのガソリンスタンドを抜けて信号をスッ飛ばそうとするやつも１台や２台ではない。<br /><br />軽い接触など、モスバーガー食うとき具がどばどばこぼれてしまうのと同じくらい普通のことだ。特に膝がヤバい。セオムの運ちゃんは、客である僕の膝まで車幅感覚に入れてはおらず、そのため僕は何度も膝持ってかれそうになる。ぶつかるから痛いし、そのたんび心臓小爆発するし、もうハラハラして呼吸がアガってくる。なんだか気持ち悪くなってさえくる。右に左にせわしなく視線を走らせて、自分で衝突から膝を逃がしてやらなくてはならない。<br /><br />――という経験を、ベトナムではしてみるべきなのだ。<br /><br />ベトナム旅行に行ったら「最高～！」とか言っちゃうでしょ。<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">あの渦というか混沌（カオス）というか狂乱のただ中に身をゆだねるならば、</span><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">その「最高」の旅の味に濃厚なコクが出る。ちなみにレンタルバイクは危険なので借りないようにと日本の外務省が正式に通達を出している。</span></div><div><br />しまった、前置きが長くなり過ぎた。<br /><br />そんなベトナムの、しかもサイゴンという、全ベトナム中、最も狂乱の激しい町のその奔流の中を、僕はポンコツ自転車で走り出したのである。ってことで、次回からは必ずベトナム・ジッポーの謎を斬りに行くのだ。<br /><br />【<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">ベトナムジッポー&nbsp;8</span><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%;">】につづく</span></div><div><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NDYD1+30CWVM+3DXG+61Z82" target="_blank">格安航空券が見つかる！【Skypicker】</a></div><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br /><A HREF="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NGCI1+1YUMJE+R58+61C2Q" target="_blank">《YouCanSpeak》脳の記憶システムは一括管理ではなく分散管理。英語スピーキング習得を科学するユーキャンスピーク。</A><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www11.a8.net/0.gif?a8mat=2NGCI1+1YUMJE+R58+61C2Q" alt=""><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
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      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433810444.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー8】目指したのはあの怪しい市場</title>
      <pubDate>Mon, 23 Apr 2018 18:22:47 +0900</pubDate>
            <description>シュウの店があるマクティブォイ通り（※注１）からでっかいグエンフエ通りに出、人民委員会庁舎を横目に国営デパート（※注２）の側に渡り、ホテルレックスを眺めつつあんなところに泊まれる人の人生なんぞをちょっと思ってみたりしながらリロイ通りに入ると加速するバイクの流れに合わせて本格的にペダルを漕ぎまくる。（グエンフエ通り　02年頃。今ではこれよりずいぶんバイク密度が上がっているようだ）ちなみに僕が漕いでいるのは、一応形だけはマウンテンバイク的なかっこうをした自転車で、ということはつま..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
シュウの店があるマクティブォイ通り（※注１）からでっかいグエンフエ通りに出、人民委員会庁舎を横目に国営デパート（※注２）の側に渡り、ホテルレックスを眺めつつあんなところに泊まれる人の人生なんぞをちょっと思ってみたりしながらリロイ通りに入ると加速するバイクの流れに合わせて本格的にペダルを漕ぎまくる。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/NguyenHue.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="NguyenHue.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/NguyenHue-thumbnail2.jpg" width="308" height="500"></a>
（グエンフエ通り　02年頃。今ではこれよりずいぶんバイク密度が上がっているようだ）

ちなみに僕が漕いでいるのは、一応形だけはマウンテンバイク的なかっこうをした自転車で、ということはつまり自転車の中でもタフな野郎であるはずなのだが、走り出す際の最初のひと蹴り、立ち漕ぎでぐんと力を入れるとき、どうも車輪かフレームかがぐにゃりと歪む気配を感じるのである。貸してくれた人も、まともに走るかどうかは保証できないと言っていたが、ベトナム製ならでは――ということか。すぐさま故障を予感したが、恐れることはない。

バイク王国のこの国では、二輪の修理屋はそこらじゅうにあるのだ。タイヤチューブが軒先に吊るしてあるところは全部修理屋。もし付近にそれらしいところが見つからなくても、そのへんの誰かに訊けば必ず明快な答えが返ってくる。小学生くらいの子供に訊いても知っている。子供には騙してやろうなんて邪心はないし「おれについて来なよ」なんて気安いしフットワークも軽いから、むしろ頼りにしていい存在だったりする。

またベトナム人は、相手が誰であれバイクなり自転車なりが壊れて困っている人がいたら、とても黙ってはいられない気質を持っているし、その上さらに、部品がないとかそれはうちでは直せないとか言われることがまずない。どんな故障でも大抵なんとかしてくれる。部品がなければあるものを加工してなんとかしてしまうし、あるいはちょっとバイクで出かけてどこからか調達して来てくれたりもする。

ベトナムに限った話ではないが、こういう融通が利いて頼れる気質というものは、普段から日本なんかより不便な生活を強いられている国の人々の方がはるかに発達しているものだ。こうした気質に触れ、助けられるたびに「いやあうちじゃできませんねえ」とか「新しいの買った方が早いですよ」なんて切り捨てられちゃう日本のような国よりも、こういう人たちの国で暮らす方が居心地いいんじゃないの？　と思ってしまうのである。

しかしこうした何でも作っちゃう器用さ、柔軟な思考、どうであれ仕事を完遂してしまうタフさや執着心といったものが、そこらじゅうに溢れ返る贋物づくりのエネルギーにもなっちゃってるのかもしれないな……、

なんてことを思いながら四方からバイクの弾丸が乱れ撃ちに飛んでくるロータリーを慎重に抜ける。

と、このあたりはバッグ屋が多かった気がする。ベトナムには欧米のアウトドア用品有名メーカーの工場があって、案外まともなデイパック、バックパックがクソ安い。日本では１万数千円はするＭマークのフランスメーカーのものや、山猫だかのなんかの肉球足跡がシンボルになっているあのメーカーの25～30リットルクラスのバックパックが9ドルくらいで買えたものだ――、なんて当時を懐かしんで余計なことまで書きたくなってしまう。本題に戻ろう。

馴染み深いファングーラオからデタム通りへ抜けつつシンカフェあたりを外国人旅行者たちがうろつくさまになぜか胸をときめかせながら、グエンタイホックのでっかくて埃っぽくて殺伐とした通りに出、そこから小さな住宅が立ち並ぶ細い通りに入って何度か曲がり、路上に捨てられたゴミがやたらと目について、なぜかそこだけ人通りが多くなるあたりに突然現れるのがヤンシン市場だ。

サイゴン観光の目玉であるベンタイン市場にしろ、怪しさ満点チョロンのビンタイ市場にしろ、いずれも市場前には広大なスペースがあって、そこには屋台やカフェが出ていたり、荷物運搬を引き受ける人力及び発動機つきシクロの客待ちがごっちゃりいたりして、市場に近づくずいぶん前から鼻息が荒くなる構造になっているのだが、ヤンシン市場は小さな入り口がひっそりと口を開けているばかり。しかも、なんでもない細い通りに突然現れるから、何度訪れても「あれ、ここだっけ？」なんて思ってしまう。

しかし一歩中に足を踏み入れると、洞穴のように暗く、蟻の巣のように複雑な迷路を形成し、どこまで続くともしれない深さなのである。そして何よりこの市場が特殊なのは、置いてある品物が他の市場とまるで違う点にある。

何が違うのか、どういう雰囲気なのか――それは次回、【ベトナムジッポー&nbsp;9】でお話しするとしよう。

（注１…移転を繰り返し、今はここにあるらしい　⇒　https://www.facebook.com/pages/Luna-Coffee/385683694949963?pnref=story.unseen-section&amp;rf=1515336312013026）

（注２…だいぶ前に閉店して、今は何になっているのか知らない）

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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
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      <content:encoded><![CDATA[
シュウの店があるマクティブォイ通り（※注１）からでっかいグエンフエ通りに出、人民委員会庁舎を横目に国営デパート（※注２）の側に渡り、ホテルレックスを眺めつつあんなところに泊まれる人の人生なんぞをちょっと思ってみたりしながらリロイ通りに入ると加速するバイクの流れに合わせて本格的にペダルを漕ぎまくる。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/NguyenHue.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="NguyenHue.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/NguyenHue-thumbnail2.jpg" width="308" height="500" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/NguyenHue-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（グエンフエ通り　02年頃。今ではこれよりずいぶんバイク密度が上がっているようだ）</span><br /><br />ちなみに僕が漕いでいるのは、一応形だけはマウンテンバイク的なかっこうをした自転車で、ということはつまり自転車の中でもタフな野郎であるはずなのだが、走り出す際の最初のひと蹴り、立ち漕ぎでぐんと力を入れるとき、どうも車輪かフレームかがぐにゃりと歪む気配を感じるのである。貸してくれた人も、まともに走るかどうかは保証できないと言っていたが、ベトナム製ならでは――ということか。すぐさま故障を予感したが、恐れることはない。<br /><br />バイク王国のこの国では、二輪の修理屋はそこらじゅうにあるのだ。タイヤチューブが軒先に吊るしてあるところは全部修理屋。もし付近にそれらしいところが見つからなくても、そのへんの誰かに訊けば必ず明快な答えが返ってくる。小学生くらいの子供に訊いても知っている。子供には騙してやろうなんて邪心はないし「おれについて来なよ」なんて気安いしフットワークも軽いから、むしろ頼りにしていい存在だったりする。<br /><br />またベトナム人は、相手が誰であれバイクなり自転車なりが壊れて困っている人がいたら、とても黙ってはいられない気質を持っているし、その上さらに、部品がないとかそれはうちでは直せないとか言われることがまずない。どんな故障でも大抵なんとかしてくれる。部品がなければあるものを加工してなんとかしてしまうし、あるいはちょっとバイクで出かけてどこからか調達して来てくれたりもする。<br /><br />ベトナムに限った話ではないが、こういう融通が利いて頼れる気質というものは、普段から日本なんかより不便な生活を強いられている国の人々の方がはるかに発達しているものだ。こうした気質に触れ、助けられるたびに「いやあうちじゃできませんねえ」とか「新しいの買った方が早いですよ」なんて切り捨てられちゃう日本のような国よりも、こういう人たちの国で暮らす方が居心地いいんじゃないの？　と思ってしまうのである。<br /><br />しかしこうした何でも作っちゃう器用さ、柔軟な思考、どうであれ仕事を完遂してしまうタフさや執着心といったものが、そこらじゅうに溢れ返る贋物づくりのエネルギーにもなっちゃってるのかもしれないな……、<br /><br />なんてことを思いながら四方からバイクの弾丸が乱れ撃ちに飛んでくるロータリーを慎重に抜ける。<br /><br />と、このあたりはバッグ屋が多かった気がする。ベトナムには欧米のアウトドア用品有名メーカーの工場があって、案外まともなデイパック、バックパックがクソ安い。日本では１万数千円はするＭマークのフランスメーカーのものや、山猫だかのなんかの肉球足跡がシンボルになっているあのメーカーの25～30リットルクラスのバックパックが9ドルくらいで買えたものだ――、なんて当時を懐かしんで余計なことまで書きたくなってしまう。本題に戻ろう。<br /><br />馴染み深いファングーラオからデタム通りへ抜けつつシンカフェあたりを外国人旅行者たちがうろつくさまになぜか胸をときめかせながら、グエンタイホックのでっかくて埃っぽくて殺伐とした通りに出、そこから小さな住宅が立ち並ぶ細い通りに入って何度か曲がり、路上に捨てられたゴミがやたらと目について、なぜかそこだけ人通りが多くなるあたりに突然現れるのがヤンシン市場だ。<br /><br />サイゴン観光の目玉であるベンタイン市場にしろ、怪しさ満点チョロンのビンタイ市場にしろ、いずれも市場前には広大なスペースがあって、そこには屋台やカフェが出ていたり、荷物運搬を引き受ける人力及び発動機つきシクロの客待ちがごっちゃりいたりして、市場に近づくずいぶん前から鼻息が荒くなる構造になっているのだが、ヤンシン市場は小さな入り口がひっそりと口を開けているばかり。しかも、なんでもない細い通りに突然現れるから、何度訪れても「あれ、ここだっけ？」なんて思ってしまう。<br /><br />しかし一歩中に足を踏み入れると、洞穴のように暗く、蟻の巣のように複雑な迷路を形成し、どこまで続くともしれない深さなのである。そして何よりこの市場が特殊なのは、置いてある品物が他の市場とまるで違う点にある。<br /><br />何が違うのか、どういう雰囲気なのか――それは次回、【<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">ベトナムジッポー&nbsp;9</span>】でお話しするとしよう。<br /><br />（注１…移転を繰り返し、今はここにあるらしい　⇒　<a href="https://www.facebook.com/pages/Luna-Coffee/385683694949963?pnref=story.unseen-section&amp;rf=1515336312013026" target="_blank">https://www.facebook.com/pages/Luna-Coffee/385683694949963?pnref=story.unseen-section&amp;rf=1515336312013026</a>）<br /><br />（注２…だいぶ前に閉店して、今は何になっているのか知らない）<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www19.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br /><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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]]></content:encoded>
            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/433810444</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433818778.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー9】潜入、ヤンシン市場！</title>
      <pubDate>Sun, 22 Apr 2018 22:47:41 +0900</pubDate>
            <description>ヤンシン市場の内部に踏み込んでまず感じるのは、異様な暗さだ。市場はおそらく無秩序無節操な増殖延伸を繰り返して来たのに違いなく、しかしその途上で誰ひとり採光については気に留めなかったのだろう。照明も少ない。配線も貧弱なのに違いない。穴倉のようなその中に、大小無数の店がひしめき合っているのだが、目につくのは工具や道具、素材、部材、部品を扱うハードウェアの店か、ミリタリー系のジャンクを扱う店のどちらかだ。つまり、ショーケースには鈍く光るドライバーやレンチセットを並べ、軒先にチェーン..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
ヤンシン市場の内部に踏み込んでまず感じるのは、異様な暗さだ。市場はおそらく無秩序無節操な増殖延伸を繰り返して来たのに違いなく、しかしその途上で誰ひとり採光については気に留めなかったのだろう。照明も少ない。配線も貧弱なのに違いない。

穴倉のようなその中に、大小無数の店がひしめき合っているのだが、目につくのは工具や道具、素材、部材、部品を扱うハードウェアの店か、ミリタリー系のジャンクを扱う店のどちらかだ。

つまり、ショーケースには鈍く光るドライバーやレンチセットを並べ、軒先にチェーンやゴッツイ滑車やフックをぶら下げ、店先の仕切りを入れた木箱の中には無数のボルトやナットやワッシャーや電気部品が詰め込んである店か――、

はたまた戦闘服、戦闘ズボン、防寒着、ボディアーマー、メッシュのベスト等々が壁一面に吊り下げられ、その下にヘルメットやジャングルブーツやアリスパックが山積みされていて、

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin5ma1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin5ma1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin5ma1-thumbnail2.jpg" width="336" height="500"></a>

さらにその下、テーブルの上に無数のホイッスル、フラッシュライト、コンパス、弾薬箱に空薬莢、束ねられた米兵のドッグタグ、戦闘車輛か航空機かはわからないが取り外して持ってきたとおぼしき各種メーター類やスイッチ類……。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin3.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin3.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin3-thumbnail2.jpg" width="500" height="325"></a>
（ひと目見てインチキとわかる物と、本物に見える物とがせめぎ合っている）

果てはどう見ても一般アメリカ人の、家族のスナップにしか見えない写真をごっそり束ねたやつーーつまり、米兵の死体から分捕ってきたのではないかと思わせるような写真の束をーー、いくつも山にして置いてあるという、そういう店かのどちらかだ。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin1-thumbnail2.jpg" width="500" height="326"></a>
（この女性はベトナム人だと思う。戦闘服を着てポーズを取っている理由について、いろんな憶測をしてしまう。ともあれ実にエグイ）

そうした店ばかりがひっそりと、暗い迷路の中に並んでいるのである。ベンタインやビンタイに満ち溢れているような活気や華やかさはこれっぽっちもない。陰気で武骨でひたすら静かなのである。「ねえねえお土産にベトナムコーヒーどうかしら？」「ちょっと待って、この竹で作ったとんぼかわいい～！」みたいな声はどこからも聞こえてこないのである。

さて、ミリタリージャンクを扱う店はここには数多いが、実は眉唾ものだらけだ。ベトナム戦争が終わった当初は、本当に戦場を漁って手に入れてきたジャンクが取引されていたのだろうが、さすがにもう品薄なのだろう。おそらく欠品を補うために贋物が仕入れられている。ここでも本物と贋物がしのぎを削っているのである。そして年々、贋物の割合の方が増えているに違いない。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin4sodiumchloride.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin4sodiumchloride.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin4sodiumchloride-thumbnail2.jpg" width="500" height="326"></a>
（生理食塩水のアンプルがナマナマしい）

その中で一軒だけ信用できそうだと僕なりに目星をつけた店があって、実は僕がベトナムジッポーをはじめて買い求めたのがこの店だ。他の店の邪魔にならないようにひっそりと隅っこで営業を始めましたというようなたたずまいの、小さな間口の店である。
オリーブドラブのストラップだのホルスターだの水筒だのナニヤラだのが頭の上にわさわさぶら下げられ、その下に小さなショーケースが置かれていて、暗い蛍光灯の下時計やナイフやベトナムジッポーがひっそりうっすらと光っている。そんな店だ。

ちょっとインテリっぽい雰囲気の無口な若者ふたりが店番をしていて、それだけでもうアオババのヤリ手婆が出てくる店とは趣が違うのだが、僕がはじめてこの店の前を通りかかった時、ふたりの若者は一個のジッポーを前にしてなにやらひそひそ話をしていた。

僕はふらふらとショーケースに近寄って、中に並んでいるジッポーを眺め、顔を上げてわざと失礼なことを言ってみたのである。

――ここに並んでるのって、全部贋物だよね――。

すると眼鏡のインテリにいちゃんはちょっとムッとした表情をしたのである。

【ベトナムジッポー10】につづく

(※02年頃のお話。現在の状況と違っているところもかなりあると思われる)

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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
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ヤンシン市場の内部に踏み込んでまず感じるのは、異様な暗さだ。市場はおそらく無秩序無節操な増殖延伸を繰り返して来たのに違いなく、しかしその途上で誰ひとり採光については気に留めなかったのだろう。照明も少ない。配線も貧弱なのに違いない。<br /><br />穴倉のようなその中に、大小無数の店がひしめき合っているのだが、目につくのは工具や道具、素材、部材、部品を扱うハードウェアの店か、ミリタリー系のジャンクを扱う店のどちらかだ。<br /><br />つまり、ショーケースには鈍く光るドライバーやレンチセットを並べ、軒先にチェーンやゴッツイ滑車やフックをぶら下げ、店先の仕切りを入れた木箱の中には無数のボルトやナットやワッシャーや電気部品が詰め込んである店か――、<br /><br />はたまた戦闘服、戦闘ズボン、防寒着、ボディアーマー、メッシュのベスト等々が壁一面に吊り下げられ、その下にヘルメットやジャングルブーツやアリスパックが山積みされていて、<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin5ma1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin5ma1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin5ma1-thumbnail2.jpg" width="336" height="500" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/chodansin5ma1-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />さらにその下、テーブルの上に無数のホイッスル、フラッシュライト、コンパス、弾薬箱に空薬莢、束ねられた米兵のドッグタグ、戦闘車輛か航空機かはわからないが取り外して持ってきたとおぼしき各種メーター類やスイッチ類……。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin3.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin3.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin3-thumbnail2.jpg" width="500" height="325" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/chodansin3-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（ひと目見てインチキとわかる物と、本物に見える物とがせめぎ合っている）</span><br /><br />果てはどう見ても一般アメリカ人の、家族のスナップにしか見えない写真をごっそり束ねたやつーーつまり、米兵の死体から分捕ってきたのではないかと思わせるような写真の束をーー、いくつも山にして置いてあるという、そういう店かのどちらかだ。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin1-thumbnail2.jpg" width="500" height="326" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/chodansin1-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（この女性はベトナム人だと思う。戦闘服を着てポーズを取っている理由について、いろんな</span><span style="font-size:x-small;">憶測をしてしまう。ともあれ実にエグイ）</span><br /><br />そうした店ばかりがひっそりと、暗い迷路の中に並んでいるのである。ベンタインやビンタイに満ち溢れているような活気や華やかさはこれっぽっちもない。陰気で武骨でひたすら静かなのである。「ねえねえお土産にベトナムコーヒーどうかしら？」「ちょっと待って、この竹で作ったとんぼかわいい～！」みたいな声はどこからも聞こえてこないのである。<br /><br />さて、ミリタリージャンクを扱う店はここには数多いが、実は眉唾ものだらけだ。ベトナム戦争が終わった当初は、本当に戦場を漁って手に入れてきたジャンクが取引されていたのだろうが、さすがにもう品薄なのだろう。おそらく欠品を補うために贋物が仕入れられている。ここでも本物と贋物がしのぎを削っているのである。そして年々、贋物の割合の方が増えているに違いない。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin4sodiumchloride.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="chodansin4sodiumchloride.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/chodansin4sodiumchloride-thumbnail2.jpg" width="500" height="326" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/chodansin4sodiumchloride-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（生理食塩水のアンプルがナマナマしい）</span><br /><br />その中で一軒だけ信用できそうだと僕なりに目星をつけた店があって、実は僕がベトナムジッポーをはじめて買い求めたのがこの店だ。他の店の邪魔にならないようにひっそりと隅っこで営業を始めましたというようなたたずまいの、小さな間口の店である。<br /><div>オリーブドラブのストラップだのホルスターだの水筒だのナニヤラだのが頭の上にわさわさぶら下げられ、その下に小さなショーケースが置かれていて、暗い蛍光灯の下時計やナイフやベトナムジッポーがひっそりうっすらと光っている。そんな店だ。<br /><br />ちょっとインテリっぽい雰囲気の無口な若者ふたりが店番をしていて、それだけでもうアオババのヤリ手婆が出てくる店とは趣が違うのだが、僕がはじめてこの店の前を通りかかった時、ふたりの若者は一個のジッポーを前にしてなにやらひそひそ話をしていた。<br /><br />僕はふらふらとショーケースに近寄って、中に並んでいるジッポーを眺め、顔を上げてわざと失礼なことを言ってみたのである。<br /><br />――ここに並んでるのって、全部贋物だよね――。<br /><br />すると眼鏡のインテリにいちゃんはちょっとムッとした表情をしたのである。<br /><br />【ベトナムジッポー10】につづく<br /><br />(※02年頃のお話。現在の状況と違っているところもかなりあると思われる)<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NDYD1+30CWVM+3DXG+61Z82" target="_blank">格安航空券が見つかる！【Skypicker】</a><br /><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
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                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/433943258.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー10】ひと目でわかる贋物ジッポーの特徴①</title>
      <pubDate>Sat, 21 Apr 2018 00:12:49 +0900</pubDate>
            <description>確かに――、と、眼鏡の奥から怜悧な光を放ちつつニイちゃんは言った。「贋物はたくさん出回ってる。見せよう」ドンコイ通りやマクティブォイ通りにあるベトナムジッポー屋のショーケースより、かなりつつましやかなショーケース。その引き戸を開けて、一番上の棚のジャンクの山の中からニイちゃんが1個取り出す。「これは贋物……、誤解して欲しくないんだけど、うちじゃ贋物は扱ってない。比較のために客に見てもらう目的で置いてあるだけだから」そう前置きすると、ニイちゃんはそいつを手渡して見せてくれた。（..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
確かに――、

と、眼鏡の奥から怜悧な光を放ちつつニイちゃんは言った。

「贋物はたくさん出回ってる。見せよう」

ドンコイ通りやマクティブォイ通りにあるベトナムジッポー屋のショーケースより、かなりつつましやかなショーケース。その引き戸を開けて、一番上の棚のジャンクの山の中からニイちゃんが1個取り出す。

「これは贋物……、誤解して欲しくないんだけど、うちじゃ贋物は扱ってない。比較のために客に見てもらう目的で置いてあるだけだから」

そう前置きすると、ニイちゃんはそいつを手渡して見せてくれた。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki1-thumbnail2.jpg" width="384" height="450"></a>
（このタイプはヤフ●クでもよく見る。本物がいいなら買ってはいけない）

この斑らに変色したタイプのものは、街なかのジッポー屋でもよく見かける。ベトナム戦争は27年前（※）だ。時間の経過とともに劣化が生じるのは当然だし、戦場で使われていたんだから焼けただれた物があってもおかしくはない。

しかし……、どうも何か違和感を覚えずにはいられない。なんだろう、この味気ない質感。表面に浮き出た模様の不自然さ……。

「一見古い物に見えるだろう。でもそれは新品さ。贋物を作る業者がいてね。そういう連中は古く見せかけようとしていろんなことをするんだ。焼いたり薬品に漬けたり土に埋めたりして」

その説明で思い出した。この表面の模様は、あれとそっくりだ。その昔、上野あたりに屯していたイラン人たちが履いていたジーパン。あのケミカルウォッシュの模様だ。

「こっちが本当に焼け跡から掘り出した本物さ」

ニイちゃんはもうひとつ出すと、そいつの表面を大事そうに掌で二、三度拭うようにし、それから手渡してくれた。

「これも汚れてはいるけど、でも質感が贋物とは全然違うだろう。材質が違うんだ」

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/burntzippo.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="burntzippo.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/burntzippo-thumbnail2.jpg" width="385" height="420"></a>

なるほど――。

【ベトナムジッポー11】につづく

（※）これは2002年のお話である。

<a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a>
<img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt="">
文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。
接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com

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]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
確かに――、<br /><br />と、眼鏡の奥から怜悧な光を放ちつつニイちゃんは言った。<br /><br />「贋物はたくさん出回ってる。見せよう」<br /><br />ドンコイ通りやマクティブォイ通りにあるベトナムジッポー屋のショーケースより、かなりつつましやかなショーケース。その引き戸を開けて、一番上の棚のジャンクの山の中からニイちゃんが1個取り出す。<br /><br />「これは贋物……、誤解して欲しくないんだけど、うちじゃ贋物は扱ってない。比較のために客に見てもらう目的で置いてあるだけだから」<br /><br />そう前置きすると、ニイちゃんはそいつを手渡して見せてくれた。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki1-thumbnail2.jpg" width="384" height="450" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/inchiki1-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（このタイプはヤフ●クでもよく見る。本物がいいなら買ってはいけない）</span><br /><br />この斑らに変色したタイプのものは、街なかのジッポー屋でもよく見かける。ベトナム戦争は27年前（※）だ。時間の経過とともに劣化が生じるのは当然だし、戦場で使われていたんだから焼けただれた物があってもおかしくはない。<br /><br />しかし……、どうも何か違和感を覚えずにはいられない。なんだろう、この味気ない質感。表面に浮き出た模様の不自然さ……。<br /><br />「一見古い物に見えるだろう。でもそれは新品さ。贋物を作る業者がいてね。そういう連中は古く見せかけようとしていろんなことをするんだ。焼いたり薬品に漬けたり土に埋めたりして」<br /><br />その説明で思い出した。この表面の模様は、あれとそっくりだ。その昔、上野あたりに屯していたイラン人たちが履いていたジーパン。あのケミカルウォッシュの模様だ。<br /><br />「こっちが本当に焼け跡から掘り出した本物さ」<br /><br />ニイちゃんはもうひとつ出すと、そいつの表面を大事そうに掌で二、三度拭うようにし、それから手渡してくれた。<br /><br />「これも汚れてはいるけど、でも質感が贋物とは全然違うだろう。材質が違うんだ」<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/burntzippo.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="burntzippo.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/burntzippo-thumbnail2.jpg" width="385" height="420" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/burntzippo-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />なるほど――。<br /><br />【ベトナムジッポー11】につづく<br /><br />（※）これは2002年のお話である。<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

]]><![CDATA[
]]></content:encoded>
            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/433943258</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/434028331.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー11】ひと目でわかる贋物ジッポーの特徴②</title>
      <pubDate>Fri, 20 Apr 2018 00:51:46 +0900</pubDate>
            <description>さらにふたつ手渡された。「じゃあ今度はこれを見て。これは本物でこっちは贋物。さっきも言ったけど、贋物と本物では材質からして違う。本物はブラス（真鍮）にメッキが施してある。だからほら、使い込まれたものはメッキが擦れて下のブラスの金色が見えてる」（本　物）「さて、それに比べてこっちの方だけど、ブラスじゃなくてステンレスだ。質感が全然違うだろ。彫り込みの部分もステンレスは黒変が出る」（贋　物）ちなみに表面を見てもブラスが顔を出してなかったら、インサイドユニットを取り出してケースの中..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
さらにふたつ手渡された。

「じゃあ今度はこれを見て。これは本物でこっちは贋物。さっきも言ったけど、贋物と本物では材質からして違う。本物はブラス（真鍮）にメッキが施してある。だからほら、使い込まれたものはメッキが擦れて下のブラスの金色が見えてる」

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z024soldier.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="z024soldier.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z024soldier-thumbnail2.jpg" width="500" height="325"></a>
（本　物）

「さて、それに比べてこっちの方だけど、ブラスじゃなくてステンレスだ。質感が全然違うだろ。彫り込みの部分もステンレスは黒変が出る」

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nisemonozaisitu.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="nisemonozaisitu.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nisemonozaisitu-thumbnail2.jpg" width="500" height="321"></a>
（贋　物）

ちなみに表面を見てもブラスが顔を出してなかったら、インサイドユニットを取り出してケースの中を覗くといいそうだ。擦れる部分だから必ずブラスが顔を出している――と教えてくれた。このニイちゃん、見た目がもうお利口顔だけど、本当に頭が良さそうだ。

「材質を見比べたら今度は底を見る。ほら『ZIPPO』のロゴ。贋物は手彫りだ。ちゃんと見ると線がギクシャクしてて酷さがわかるだろ。本物の方は彫ってあるんじゃなくてプレス（型押し）だ。書体の美しさもそうだけど、凹凸の境目の滑らかさ、これがプレスの特徴だ」

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki3.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3-thumbnail2.jpg" width="500" height="330"></a>
（一見してわかるとおり。ヤフ●クでは出品者のくせに違いが判らず、この手彫りインチキロゴを平気で晒して「本物です」なんておっしゃってる人がいる。知らないということは恐ろしい）

「さて、今度は中身――インサイド・ユニットをチェックだ」

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki2.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki2.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki2-thumbnail2.jpg" width="500" height="322"></a>
（「ナメてんのか！」と言いたくなるね）

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/honmonoinside.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="honmonoinside.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/honmonoinside-thumbnail2.jpg" width="350" height="304"></a>
（その滑らかさでプレスだということがよくわかる本物）

「これも贋物の方は手で彫りつけてある、どうだいこの酷さ。こんな仕上がりにしかできないのなら、無理して彫らなくて良さそうなものなのにね」

確かに……贋物作る奴って、変に律儀なんだな――と思ったのであった。


【ベトナムジッポー12】につづく

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]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
さらにふたつ手渡された。<br /><br />「じゃあ今度はこれを見て。これは本物でこっちは贋物。さっきも言ったけど、贋物と本物では材質からして違う。本物はブラス（真鍮）にメッキが施してある。だからほら、使い込まれたものはメッキが擦れて下のブラスの金色が見えてる」<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z024soldier.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="z024soldier.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/z024soldier-thumbnail2.jpg" width="500" height="325" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/z024soldier-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（本　物）</span><br /><br />「さて、それに比べてこっちの方だけど、ブラスじゃなくてステンレスだ。質感が全然違うだろ。彫り込みの部分もステンレスは黒変が出る」<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nisemonozaisitu.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="nisemonozaisitu.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/nisemonozaisitu-thumbnail2.jpg" width="500" height="321" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/nisemonozaisitu-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（贋　物）</span><br /><br />ちなみに表面を見てもブラスが顔を出してなかったら、インサイドユニットを取り出してケースの中を覗くといいそうだ。擦れる部分だから必ずブラスが顔を出している――と教えてくれた。このニイちゃん、見た目がもうお利口顔だけど、本当に頭が良さそうだ。<br /><br />「材質を見比べたら今度は底を見る。ほら『ZIPPO』のロゴ。贋物は手彫りだ。ちゃんと見ると線がギクシャクしてて酷さがわかるだろ。本物の方は彫ってあるんじゃなくてプレス（型押し）だ。書体の美しさもそうだけど、凹凸の境目の滑らかさ、これがプレスの特徴だ」<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki3.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3-thumbnail2.jpg" width="500" height="330" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/inchiki3-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（一見してわかるとおり。ヤフ●クでは出品者のくせに違いが判らず、この手彫りインチキロゴを平気で晒して「本物です」なんておっしゃってる人がいる。知らないということは恐ろしい）</span><br /><br />「さて、今度は中身――インサイド・ユニットをチェックだ」<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki2.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki2.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki2-thumbnail2.jpg" width="500" height="322" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/inchiki2-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（「ナメてんのか！」と言いたくなるね）</span><br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/honmonoinside.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="honmonoinside.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/honmonoinside-thumbnail2.jpg" width="350" height="304" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/honmonoinside-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（その滑らかさでプレスだということがよくわかる本物）</span><br /><br />「これも贋物の方は手で彫りつけてある、どうだいこの酷さ。こんな仕上がりにしかできないのなら、無理して彫らなくて良さそうなものなのにね」<br /><br />確かに……贋物作る奴って、変に律儀なんだな――と思ったのであった。<br /><br /><br />【ベトナムジッポー12】につづく<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br /><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/434028331</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/434108787.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー12】マニアックすぎる本物ジッポーの見分け方</title>
      <pubDate>Thu, 19 Apr 2018 01:35:57 +0900</pubDate>
            <description>さてここで、これはもう有名になったが、ボトムの記号による年代識別表も載せておこう。なぜかジッポー社は、この記号と製造年の関係を長いこと秘密にしてきた。理由は不明だ。そしてここで、マニアック過ぎて贋物がついてこられない特徴も挙げておこうと思う。この写真――、上のやつは71年製造のもの。下は67年製造の物だ。ひと目で書体が変わっていることに気付く。69年製造のジッポーから、従来の下の書体から上のタイプに変わったのである。このふたつのロゴの『 ZIPPO 』の『 Z 』にご注目。文..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
さてここで、これはもう有名になったが、ボトムの記号による年代識別表も載せておこう。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/yeary_lighter.gif" target="_blank"><img border="0" alt="yeary_lighter.gif" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/yeary_lighter-thumbnail2.gif" width="498" height="327"></a>

なぜかジッポー社は、この記号と製造年の関係を長いこと秘密にしてきた。理由は不明だ。

そしてここで、マニアック過ぎて贋物がついてこられない特徴も挙げておこうと思う。

この写真――、

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/differnceofzs.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="differnceofzs.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/differnceofzs-thumbnail2.jpg" width="600" height="440"></a>

上のやつは71年製造のもの。下は67年製造の物だ。ひと目で書体が変わっていることに気付く。69年製造のジッポーから、従来の下の書体から上のタイプに変わったのである。
このふたつのロゴの『 ZIPPO 』の『 Z 』にご注目。文字のいちばんケツ。Z の文字を書いた時、ペンが離れる最後の最後の部分。上のやつはクイッと鉤状に曲がってる。下のはまっすぐだ。

さらに、この書体変更の際、『 BRADFORD, 』の位置も変わった。ふたつを見比べると一発でわかるでしょ。下の67年製は最後の『 , 』の位置が『 Z 』より右『 I 』の上にある。だが71年製のやつは『 Z 』の右側には飛び出していない。これも69年の書体変更から左にズレて配置されるようになったのである。

という事実を踏まえて、ひとつ前の記事で紹介した贋物と本物を重ねて撮影した写真をもう一度見てみよう。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki3.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3-thumbnail2.jpg" width="500" height="330"></a>

上のやつ――贋物は　| | ZIPPO | | になっている。これは70年製を表すはずなのだが、だとすれば
『 BRADFORD, 』の位置がおかしい。69年からは『 Z 』より右側に飛び出さないように収まっていなければならないはずなのだ。

もうひとついこう。この写真――、

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/patnumber.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="patnumber.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/patnumber-thumbnail2.jpg" width="500" height="304"></a>

| | | | ZIPPO | | | |　の記号は66年製を表している。その下に　PAT2517191 という表記があるけれど、これはZIPPOの商標権かあるいは何らかの特許権＝パテントを保有することを表している。

で、このパテント、67年の8月1日にその期限が切れている。従って、67年8月2日以降に製造されたジッポーライターからは、この表記は消えているのである。
上にアップした下のジッポーがまさにそれだ。

これには　| | | | ZIPPO | | | 　の記号があってパテントの表記がない。つまりこれは、67年の8月2日～12月31日までの間に製造されたもの、ってことなのだ。

どうだ。いくらベトナム人の贋物製造技術が執拗を極めていたとしても、ここまではやらないでしょ。

ここまでやる人たちなら、とっくの昔にベトナムからシエスタの習慣はなくなっているはずではないか。

【ベトナムジッポー13】につづく

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1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
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]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
さてここで、これはもう有名になったが、ボトムの記号による年代識別表も載せておこう。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/yeary_lighter.gif" target="_blank"><img border="0" alt="yeary_lighter.gif" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/yeary_lighter-thumbnail2.gif" width="498" height="327" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/yeary_lighter-thumbnail2.gif.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />なぜかジッポー社は、この記号と製造年の関係を長いこと秘密にしてきた。理由は不明だ。<br /><br />そしてここで、マニアック過ぎて贋物がついてこられない特徴も挙げておこうと思う。<br /><br />この写真――、<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/differnceofzs.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="differnceofzs.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/differnceofzs-thumbnail2.jpg" width="600" height="440" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/differnceofzs-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />上のやつは71年製造のもの。下は67年製造の物だ。ひと目で書体が変わっていることに気付く。<span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">69年製造のジッポーから、従来の下の書体から上のタイプに変わったのである。</span><br /><div>このふたつのロゴの『 ZIPPO 』の『 Z 』にご注目。文字のいちばんケツ。Z の文字を書いた時、ペンが離れる最後の最後の部分。上のやつはクイッと鉤状に曲がってる。下のはまっすぐだ。<br /><br />さらに、この書体変更の際、『 BRADFORD, 』の位置も変わった。ふたつを見比べると一発でわかるでしょ。下の67年製は最後の『 , 』の位置が『 Z 』より右『 I 』の上にある。だが71年製のやつは『 Z 』の右側には飛び出していない。これも69年の書体変更から左にズレて配置されるようになったのである。<br /><br />という事実を踏まえて、ひとつ前の記事で紹介した贋物と本物を重ねて撮影した写真をもう一度見てみよう。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="inchiki3.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/inchiki3-thumbnail2.jpg" width="500" height="330" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/inchiki3-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />上のやつ――贋物は　| | ZIPPO | | になっている。これは70年製を表すはずなのだが、だとすれば<br />『 BRADFORD, 』の位置がおかしい。69年からは『 Z 』より右側に飛び出さないように収まっていなければならないはずなのだ。<br /><br />もうひとついこう。この写真――、<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/patnumber.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="patnumber.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/patnumber-thumbnail2.jpg" width="500" height="304" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/patnumber-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />| | | | ZIPPO | | | |　の記号は66年製を表している。その下に　PAT2517191 という表記があるけれど、これはZIPPOの商標権かあるいは何らかの特許権＝パテントを保有することを表している。<br /><br />で、このパテント、67年の8月1日にその期限が切れている。従って、67年8月2日以降に製造されたジッポーライターからは、この表記は消えているのである。<br />上にアップした下のジッポーがまさにそれだ。<br /><br />これには　| | | | ZIPPO | | | 　の記号があってパテントの表記がない。つまりこれは、67年の8月2日～12月31日までの間に製造されたもの、ってことなのだ。<br /><br />どうだ。いくらベトナム人の贋物製造技術が執拗を極めていたとしても、ここまではやらないでしょ。<br /><br />ここまでやる人たちなら、とっくの昔にベトナムからシエスタの習慣はなくなっているはずではないか。<br /><br /><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">【ベトナムジッポー13】につづく</span></div><div><br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br /><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

]]><![CDATA[
]]></content:encoded>
            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/434108787</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/434192302.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー13】やはりぶっ壊れる。</title>
      <pubDate>Wed, 18 Apr 2018 00:26:05 +0900</pubDate>
            <description>僕が買ったジッポーはまぎれもなく本物なのだ！と、胸を張って言えるくらいの根拠は集めた。どうだ。僕だって百戦錬磨のベトナム人たちにやられっぱなしなだけの甘ちゃんじゃないのだ――と、ルナ・カフェに行ってマスターのシュウと、常連客の皆さんに言ってやるのだと鼻息荒くペダルを踏んだら、後ろで子供がえっらい騒ぐ。もうどうかしちゃったのかというぐらいに。見ると後ろのタイヤがパンクしてた。その子供、もう「おい、こっちだ。こっちに修理屋があるんだぜ。オレ知ってる！　こっち来いったら！　ホレ、早..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
僕が買ったジッポーはまぎれもなく本物なのだ！

と、胸を張って言えるくらいの根拠は集めた。どうだ。僕だって百戦錬磨のベトナム人たちにやられっぱなしなだけの甘ちゃんじゃないのだ――と、ルナ・カフェに行ってマスターのシュウと、常連客の皆さんに言ってやるのだと鼻息荒くペダルを踏んだら、後ろで子供がえっらい騒ぐ。もうどうかしちゃったのかというぐらいに。

見ると後ろのタイヤがパンクしてた。その子供、もう

「おい、こっちだ。こっちに修理屋があるんだぜ。オレ知ってる！　こっち来いったら！　ホレ、早く来いって！」

みたいなことをわめきつつ横っ飛びに飛び跳ねながら手をぐるぐる回すのでついて行くと、すぐそこに修理屋がいた。ほんまかいな。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/jitensyasyuri.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="jitensyasyuri.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/jitensyasyuri-thumbnail2.jpg" width="500" height="323"></a>

このようにベトナム人は、困っている人には全力でヘルプにやってくるという気質を持っている。ここには詳しく書かないつもりだけれども、僕は以前、ロシア製のバイクを衝動的に買い求め、サイゴンを起点にベトナム全土を縦断している。あの「水曜どうでしょう」よりも先に。
しかも毎日毎日くっそ壊れるロシア製バイク――毎日壊れるもんだから、次の街に到着したら、必ず宿のほかに修理屋も探さないといけない状態――で完全単独縦断し、さらに北上して中国国境まで行くと山中崖崩れに遭って前進不能に陥りまたハノイに戻って、今度は復路を南下するも、やはりロシア製で2,000キロ超も走るのは無茶だったらしく、フエでバイクが遂にあの世へ逝き、荒野をとぼとぼ歩いていたら田んぼの脇でタニシ・パーティーをやってた農夫数名の方々に出っくわし、救われてサイゴンに命からがら生還するという一往半復をやった。

その途上、今では立派なビーチリゾートになってしまったニャチャンでのことだ。

夜、人気の皿飯屋でひとり飯を食い、バイクにまたがってさあ宿へ帰ろうとキックペダルを踏んだがエンジンがかからない。うんともすんとも言わない。何度もペダルを蹴り下していると、突然通りすがりのニイちゃんが鼻息も荒く「どけ！　おれがやってやる！」とばかりに僕の肩を押しのけてまたがり、キックし始めた。

しかしニイちゃん超鼻息高テンションのわりに結果を出せず、すると今度はまた別の男が「おい、お前のやり方じゃダメだ！　どけ！」みたいなことをわめきつつニイちゃんを突き飛ばして僕のバイクにまたがるとキックペダルを蹴り始める。

しかしそいつも狂った目つきで激昂したわりに全然ダメで、数回キックすると三人目が現れ「バイクのエンジンもかけられないとは情けない、おれのやり方を見るがいいぜ　腰抜けどもが！」的なことを、口から泡を飛ばしておらびまくるとそいつを突き飛ばしバイクにまたがって……、

――とみると、バイクの後ろにキック一発エンジン始動のヒーローになりたいやつが順番待ちの列をなしているではないか。４、５人が一列に並び順番を待っている。後ろのやつは――おい、早く交代しろ――！　的な仕草で首を伸ばしたりして。嘘のようだが本当の話だ。

それからこんなこともあった。

ある峠道。付近に人家もない荒野。低い曇り空から雨滴が落ち始めたところで、路上には無論人影ナシ。荷物を濡らしたくないのでバイクを停め、バンジーコードを外してくくってあったバックパックを下ろし、ビニール袋に突っ込む。

んで再度コードでシートにくくりつけようとするのだが、ビニール袋で荷物がつるつる動き回ってなかなかうまくいかない。しばらく苦戦していると手が出てきた。見るとどこから現れたのか若い男が何も言わずに手伝おうとしてくれている。男は僕の手からバンジーコードをひったくり「おい、お前荷物押さえとけ、おれがコードを荷台に引っ掛けるから。ああっ、ずらしちゃダメだ、ちゃんと押さえろっていやそこじゃなくてここを！　そう」みたいなことをわめきながら完全に主導権を主張しはじめる。

仕方がないので補佐役に回っておとなしくしていたが、そいつもやっぱりうまく括ることが出来ず、あっくあっく声を出して奮闘しているとまた手が現れた。二人目の男は一人目の男からバンジーをひったくり「荷物も固定できないのかおまえらは、あぁ？　それでも男かヘタクソが！　おい、荷物押さえとけ！」みたいな怒声をあげながら荷物を括りにかかるのだがやっぱりどういうわけかうまくいかず、遂には癇癪起こして「どけ！　お前は邪魔だ！」とばかり僕の手をそこから引きはがしボディアタックで押しのけ――、

ベトナム人タッグで何やら喚きあいおらびあいながら、とうとう所有者そっちのけで荷物を括ることに成功し、「どうだこの野郎！」みたいな感じで胸を張って見せたのであった。

<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/bocxoa1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="bocxoa1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/bocxoa1-thumbnail2.jpg" width="336" height="500"></a>
（ここがその現場。ふたりがどこから現れたか、いまだにわからない）

と、まあベトナム人というのはそういう気質を持っている。というお話をする間に修理が終わったようだ。

ルナに帰ってさっそく連中をぎゃふんと言わせなければならない。

【ベトナムジッポー14】につづく――。

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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
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      <content:encoded><![CDATA[
僕が買ったジッポーはまぎれもなく本物なのだ！<br /><br />と、胸を張って言えるくらいの根拠は集めた。どうだ。僕だって百戦錬磨のベトナム人たちにやられっぱなしなだけの甘ちゃんじゃないのだ――と、ルナ・カフェに行ってマスターのシュウと、常連客の皆さんに言ってやるのだと鼻息荒くペダルを踏んだら、後ろで子供がえっらい騒ぐ。もうどうかしちゃったのかというぐらいに。<br /><br />見ると後ろのタイヤがパンクしてた。その子供、もう<br /><br />「おい、こっちだ。こっちに修理屋があるんだぜ。オレ知ってる！　こっち来いったら！　ホレ、早く来いって！」<br /><br />みたいなことをわめきつつ横っ飛びに飛び跳ねながら手をぐるぐる回すのでついて行くと、すぐそこに修理屋がいた。ほんまかいな。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/jitensyasyuri.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="jitensyasyuri.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/jitensyasyuri-thumbnail2.jpg" width="500" height="323" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/jitensyasyuri-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br />このようにベトナム人は、困っている人には全力でヘルプにやってくるという気質を持っている。ここには詳しく書かないつもりだけれども、僕は以前、ロシア製のバイクを衝動的に買い求め、サイゴンを起点にベトナム全土を縦断している。あの「水曜どうでしょう」よりも先に。<div><br />しかも毎日毎日くっそ壊れるロシア製バイク――毎日壊れるもんだから、次の街に到着したら、必ず宿のほかに修理屋も探さないといけない状態――で完全単独縦断し、さらに北上して中国国境まで行くと山中崖崩れに遭って前進不能に陥りまたハノイに戻って、今度は復路を南下するも、やはりロシア製で2,000キロ超も走るのは無茶だったらしく、フエでバイクが遂にあの世へ逝き、荒野をとぼとぼ歩いていたら田んぼの脇でタニシ・パーティーをやってた農夫数名の方々に出っくわし、救われてサイゴンに命からがら生還するという一往半復をやった。<br /><br />その途上、今では立派なビーチリゾートになってしまったニャチャンでのことだ。<br /><br />夜、人気の皿飯屋でひとり飯を食い、バイクにまたがってさあ宿へ帰ろうとキックペダルを踏んだがエンジンがかからない。うんともすんとも言わない。何度もペダルを蹴り下していると、突然通りすがりのニイちゃんが鼻息も荒く「どけ！　おれがやってやる！」とばかりに僕の肩を押しのけてまたがり、キックし始めた。<br /><br />しかしニイちゃん超鼻息高テンションのわりに結果を出せず、すると今度はまた別の男が「<strong>おい、お前のやり方じゃダメだ！　どけ！</strong>」みたいなことをわめきつつニイちゃんを突き飛ばして僕のバイクにまたがるとキックペダルを蹴り始める。<br /><br />しかしそいつも狂った目つきで激昂したわりに全然ダメで、数回キックすると三人目が現れ「バイクのエンジンもかけられないとは情けない、おれのやり方を見るがいいぜ　<span style="font-size:large;"><strong>腰抜けどもが！</strong></span>」的なことを、口から泡を飛ばしておらびまくるとそいつを突き飛ばしバイクにまたがって……、<br /><br />――とみると、バイクの後ろにキック一発エンジン始動のヒーローになりたいやつが順番待ちの列をなしているではないか。４、５人が一列に並び順番を待っている。後ろのやつは――おい、早く交代しろ――！　的な仕草で首を伸ばしたりして。嘘のようだが本当の話だ。<br /><br />それからこんなこともあった。<br /><br />ある峠道。付近に人家もない荒野。低い曇り空から雨滴が落ち始めたところで、路上には無論人影ナシ。荷物を濡らしたくないのでバイクを停め、バンジーコードを外してくくってあったバックパックを下ろし、ビニール袋に突っ込む。<br /><br />んで再度コードでシートにくくりつけようとするのだが、ビニール袋で荷物がつるつる動き回ってなかなかうまくいかない。しばらく苦戦していると手が出てきた。見るとどこから現れたのか若い男が何も言わずに手伝おうとしてくれている。男は僕の手からバンジーコードをひったくり「おい、お前荷物押さえとけ、おれがコードを荷台に引っ掛けるから。ああっ、ずらしちゃダメだ、ちゃんと押さえろっていやそこじゃなくてここを！　そう」みたいなことをわめきながら完全に主導権を主張しはじめる。<br /><br />仕方がないので補佐役に回っておとなしくしていたが、そいつもやっぱりうまく括ることが出来ず、あっくあっく声を出して奮闘しているとまた手が現れた。二人目の男は一人目の男からバンジーをひったくり「荷物も固定できないのかおまえらは、あぁ？　それでも男かヘタクソが！　おい、荷物押さえとけ！」みたいな怒声をあげながら荷物を括りにかかるのだがやっぱりどういうわけかうまくいかず、遂には癇癪起こして「<span style="font-size:large;"><strong>どけ！　お前は邪魔だ！</strong></span>」とばかり僕の手をそこから引きはがしボディアタックで押しのけ――、<br /><br />ベトナム人タッグで何やら喚きあいおらびあいながら、とうとう所有者そっちのけで荷物を括ることに成功し、「どうだこの野郎！」みたいな感じで胸を張って見せたのであった。<br /><br /><a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/bocxoa1.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="bocxoa1.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/bocxoa1-thumbnail2.jpg" width="336" height="500" onclick="location.href = 'http://vietnamzippo.seesaa.net/upload/detail/image/bocxoa1-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><span style="font-size:x-small;">（ここがその現場。ふたりがどこから現れたか、いまだにわからない）</span><br /><br />と、まあベトナム人というのはそういう気質を持っている。というお話をする間に修理が終わったようだ。<br /><br />ルナに帰ってさっそく連中をぎゃふんと言わせなければならない。<br /><br />【ベトナムジッポー14】につづく――。<br /><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" target="_blank">スカイスキャナー</a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2NFXLQ+3OROOI+32Y6+5YJRM" alt=""><br /><br />文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）<br />パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。<br />1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a  href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=408781176X&linkCode=as2&tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&l=as2&o=9&a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br /></span><div><span style="-webkit-text-size-adjust: 100%; background-color: rgba(255, 255, 255, 0);">以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。<br />接触を試みたい方はこちら⇒daijooob@gmail.com<br /><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1827186" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://blog.with2.net/img/banner/banner_14.gif" width="80" height="15" border="0" /></a><br /><br />本格的にコーチングを学びたい方へ<br><br /><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" target="_blank"><b>クリス岡崎ＭＯＶＥコーチング認定講座</b></a><br /><img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=2NG5G2+4POKYI+27JM+60H7M" alt=""><a name="more"></a>

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]]></content:encoded>
            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,vietnamzippo/434192302</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://vietnamzippo.seesaa.net/article/434245299.html</link>
      <title>【ベトナムジッポー14】恥を雪がんとして失敗。逆に追い討ちかけられる。</title>
      <pubDate>Tue, 17 Apr 2018 08:19:40 +0900</pubDate>
            <description>（人民委員会前のホーおじさん像。最近違うポーズになったらしい）僕の勝手なイメージにすぎないけれども、人民委員会、ホテルレックス、国営デパートのあるあたりがサイゴン（ホーチミンシティ）のへそで、グエン・フエ通りは背骨みたいな気がしている。並行して走るドンコイは雑貨店や土産物店が並ぶ&quot;お楽しみ&quot;通りで、そこからハイバーチュンへ抜けるあみだくじの横棒みたいなマクティブォイ通りは、繁華街の喧騒がちょっと薄れながら、しかし土産物選びに顔を上気させた旅行者がまだなんとなくパラパラ入ってく..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
<a href="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/jinminiinkai.jpg" target="_blank"><img border="0" alt="jinminiinkai.jpg" src="http://vietnamzippo.up.seesaa.net/image/jinminiinkai-thumbnail2.jpg" width="320" height="500"></a>
（人民委員会前のホーおじさん像。最近違うポーズになったらしい）

僕の勝手なイメージにすぎないけれども、人民委員会、ホテルレックス、国営デパートのあるあたりがサイゴン（ホーチミンシティ）のへそで、グエン・フエ通りは背骨みたいな気がしている。

並行して走るドンコイは雑貨店や土産物店が並ぶ"お楽しみ"通りで、そこからハイバーチュンへ抜けるあみだくじの横棒みたいなマクティブォイ通りは、繁華街の喧騒がちょっと薄れながら、しかし土産物選びに顔を上気させた旅行者がまだなんとなくパラパラ入ってくる、街路樹の木陰が心地良い裏通り的な雰囲気の通りだ。（98年～02年頃の話。今はかなり変わっていると思う）

ルナの扉を押すと、テーブル席の向こうに７、８人がかけられるカウンターがある。中には西欧人の血が入ったイケメンバーテンダーのトニーと、店の仕切り役できっぷのいい姐御肌のバンさんがいる。（僕がこのバンさんにめっちゃ惚れていたのは秘密だ）
常連の皆さんはそこに座り、店の奥、カウンターの端っこにオーナーマスターのシュウが立って、常連客の相手をしながら店全体に鋭い視線を走らせている。

カウンターの空いている席に座ると、シュウが話しかけてくる。

「今日は何してた？」

はいきましたよ。僕が汚名を返上するときが。
僕は自分が買ったジッポーライターと、説明用にわざわざ買い求めてきた贋物とをカウンターに置き、解説し始める。
聞いているのは、シュウが『学生』とだけ紹介してくれた留学生君。短髪で表情豊かでなかなか騒々しいお兄ちゃん。隣に『山師』と紹介された20代後半ぐらいの齢ごろの男性。なんとなく儲かりそうなことをいろいろと手広くやってそうな感じ。スキニーな躰にワイシャツ、ゆったり目の地味目なズボンをはいたNくんは、ベトナム人にしか見えない。ちなみにベトナム語も声調までほぼ完璧で、ベトナム人もベトナム人だと思うらしい。
それともうひとり、この3人に比べ、ひときわ地味なおっちゃん。まったく身構えるようなところがない、鷹揚でオープンマインドな雰囲気をそこはかとなく発散しながら、眠たげな目にいつも微笑みをたたえているような、いかにも温厚そうでどこにでもいそうな中年のおじさん。

しかしこのおっちゃん――X氏と呼んでおこう――この人こそ、この中でいちばん危なくてスゴイ人なのである。
もともとは日本の某新聞社の記者で、中国、ベトナム、ラオス、ビルマあたりをまたにかけて戦い続けている山岳少数民族ゲリラに従軍取材するうち、本来の使命をなげうってゲリラと行動を共にするようになったという壮絶な過去を持っている。
この従軍記やサイゴン陥落後の南ベトナム人たちの運命を追った迫真のノンフィクション、御巣鷹山に落ちた日航機事故を取材した本なども出している。
と、こういう常連さんたちに僕は自分の掴んだ本物の証拠を、実物を見せながら詳細にわたって説明したのである。
みんな反論できずに黙りこくる。フッフッフ。そりゃそうだ。どう見たっていま僕が挙げた証拠に照らしてみれば、僕が買ったジッポーは本物であると認めざるを得ないのだから。
みんなつまらなそうな顔だ。バカでアマちゃんな旅行者が騙されるのを見るのは、現地在留邦人からすればちょっとした痛快事だ。それをひっくり返されたら面白くないのもムリない。
と、それまでカウンターの隅で黙っていたXさんがーーどれ、見せてくださいーーそう言ってライターを手に取った。
Xさんならわかってくれる――僕はそう思っていた。いくらベトナムが贋物大国だとしても、それでもどこを見渡しても本物がひとつもないなどということもまた考えられないわけで、大人のXさんなら予断を排し、良識をもって正しい見解を言ってくれるだろうと僕は思っていた。元ジャーナリストだし。

しばらくそれを手の中で転がしていたXさんであったが、ついに一言、こう言った。
「これが本物ですって？ いやあ、初めて見たなあ、本物なんて」
途端に起こる爆笑。シュウがそれをきっかけに追い討ちをかけてくる。
「だいたいさ、ベトナム戦争なんてもう27年（※）も前に終わってるんだぜ。なんで当時のものが今も出回ってるわけ？」
な……、そ、そう来たかーー！
「そうですねえ。それは是非知りたいですね」
とX氏。
ということで僕は、今度は戦後27年経った今も、戦争当時の品が出回っていう理由を調べてこなくてはならなくなったのである。
【ベトナムジッポー15】に続く
（※）これは02年のお話です。

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文／写真 &nbsp; &nbsp;太田耕輔（ライター・文筆家）
パラオの某ダイブショップにマネージャーとして勤務していたが6年目にして発作的に退職、日本に帰らずそのままインドシナ半島放浪の旅へ。フラフラになったところをベトナムにとどめをさされ帰国。
1年半引きこもってパラオでの体験を書き、半年かけて出版社に売り込んで回ったら本当に出してもらえるという奇跡が起きた。それが<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/408781176X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=408781176X&amp;linkCode=as2&amp;tag=kosukeota-22">ダイバーはパラオの海をめざす</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=kosukeota-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=408781176X" width="1" height="1" border="0" alt="" />
以降ライター・文筆家として活動。エッセイ、取材記事、ガイドブックやパンフレット、マニュアル、宣伝用の文章からメルマガまで文章ならなんでも書く。
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            <category>日記</category>
      <author>太田耕輔</author>
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